SALOMON FSKフレーム祭り

SALOMONのFSKシリーズのフレームをあるだけ並べてみました♪

所有しているSALOMON社FSKシリーズのUFSフレームを比較してみました。

八種類のフレーム達

Thunder Alu

靴のサイズに関係なくアルミ製245mm。
8mmシャフトは両方から締めるタイプ

Crossmax 3V-SL

前後のみロッカリング可能。真中二本は片方から締めるタイプ

Thunder (w)

靴のサイズに関係なく255mm。材質はCC(カーボンコンポジット)。

Crossmax S-Lab

Crossmax3の色違い。

Deflector2 (w)

Defrectorの色違い。
材質も若干変更してあるらしい。

Deemax3

日本未発売ブーツのフレーム。
黒いだけでDeemax2と同じみたい。

Deflector

前後のフレームスペーサは前後に移動可能。
ちょっと重い。材質はCC。

Crossmax3、 S-Lab2

Deemax2との違いは、カカト部分に付けるアルミプレート用の加工が施してある点。

Crossmax

Hi-Loとフラットセッティングをシャフトのロッカリング機構で選べる。普通のロッカリングは出来ない。

Deemax2

4本全て片方から締めるタイプのシャフトを使用。
この後のフレームはこれの色変え。

ほぼ同じ形状の色違い三色のフレーム

色違いフレーム上から

Deemax3

Crossmax S-Lab

Crossmax3、 S-Lab2

のフレーム。

全て同じような形状。(細部は異なる)

サイズ違いの247mmフレームも存在する。

同じに見えても微妙に違う

同じに見えても微妙に違う写真は同じモデルのフレーム。
違いが判るかな?
シャフトが違うのと同じ青色でも微妙に違いますね。
所有していたブーツは発売開始当初のモノと最後の方のモノなので初期型と後期型かもしれませんね。

スラロームよくある質問

フォワード系

バックワード系

トリック系

ブーツについて

◇フォワード系◇

右足利きならば右足が前でないといけないの?

絶対と言うわけではありませんが通常は進行方向に関係なく利き足が身体に対して前にきます。
最終的には両方共練習することになります。

フォワードスネーク、スネーク、Fスネークってどう違う?

全て同じ前方向のスネークです。
Fスネークとスネークはフォワードスネークを省略したものです。

スラローム中に勢いがなくなって途中で止まってしまいます。

現象:
加速をしていない。
バランスを崩し、減速している。
回答:
平面で行なうのが基本ですので、自分で加速をしないと途中で止まってしまいます。
加速には”こぐ”という動作が必要になってきます。
スィズルの動きを練習しましょう。

◇バックワード系◇

バックワード?バック?どう違う?

正式にはバックワード(後ろ方向)が正しく、省略してバックと呼びます。

フォワードが右足が進行方向ならば、バックワードは左足が進行方向でなければいけないの?

右足利きの場合にはその方がやり易い人が多いだけでそうでなくてもかまいません。
後で逆側にもチャレンジすることになりますので、わざわざ矯正する必要もありません。

バックスケーティング中に左側に進んでしまう

現象:
体が開いていない。(真横を向けていない)。
回答:
体をしっかりと開きましょう(90度回しましょう)。
左腕を進みたい方向を指すようにしましょう。
右肩をしっかりと進む方向とは逆に向けましょう。

バックスケーティング中に右側に進んでしまう

現象:
右足に体重がかかりすぎている。
体が進んでいる方向と比べて倒れすぎている。
回答:
左足がしっかりと地面につくように意識しましょう。
左足のアウトエッジを意識するのも効果的です。

なかなか後ろに進めません

現象:
足がハの字になっていない。
重心の位置がおかしい。
回答:
後ろに進む基本は、
1.両足の形は”カタカナのハの字”
2.爪先に重心がかかる両足をハの字にして、後ろにイスをイメージして腰掛けるようにお尻を出すと進みます。

後ろに進むとスピードが上がりすぎてしまう

現象:
後ろに進みだして、腰がひけてしまっている。
回答:
足の動きを止めましょう。(ゆっくりにしましょう)
止まらない場合は足をV字気味にしてみましょう。(完全なV字は危険です)

バッククロスやバックスネークをしていると段々と後ろが見えなくなってくる

現象:
後ろを指す腕(左腕)だけで体を開こうとしています。
胸を張るような姿勢になってませんか?
回答:
振り向く姿勢自体が最初は無理のある体勢です。
下記を意識して練習に励みましょう。
体をしっかりと開きましょう(90度回しましょう)。
左腕を進みたい方向を指すようにしましょう。
右肩をしっかりと進む方向とは逆に向けましょう。
イメージは右肩でしっかりとロックする感じ。

バックスケーティング中に真後ろが見えません

現象:
首だけで後ろを見ようとしている。
回答:
体で90度、首で90度回すようにして後ろを見るようにしましょう。

バックワードスケーティングで後ろ側を見る時に脇の下から見ていますが問題あるの?

状況:
体を進む方向とは逆に倒し過ぎている。
脇の下からみるクセがついている。
回答:
滑れなくはないですが、レベルが上がるにつれて問題がでてきます。
なるべく首と体を使い180度後ろを見れるようにしましょう。
安定感が違います。

◇トリック系◇

Bスピンがうまく出来ない

・小さく回るようにしてみましょう。
・連続シザースの練習等で回転時のバランスを練習する。
・ヒールトゥスピン(連続シザースからのその場スピン練習)を練習してみる。
・真下を見ないようにする。

その時の状況によってちょっと変わりますが、回ろうと思って回転の勢いをつけ過ぎてしまい過ぎる場合もありますので注意してみてください。

◇ブーツについて◇

SALOMON FSKブーツのインナーが外せない

内側のパーツをマイナスドライバーの太いもの、もしくは10円玉で回らないように押さえて、外側から六角レンチで回せば外せます。

SALOMON FSKブーツのアキレス腱部分の部品って外していいの?

シェルのカフ部分と本体部分を止めているリベットは好みによって外す方もいます。
外すと元に戻すことは出来ません。
多少足首が曲げやすくなりますが、剛性が落ちる&足を戻すのに反発力を使えなくなるため僕は外していません。

基礎トリックの習得順序について

基礎トリックの習得順序について

基礎トリックにも技により基本的な難易度が違います。
またその難易度は人によって得て不得手があり、変わってきますのでこの通りに習得する必要はありません。
特に逆足系の技(グーフィー)は必要になった時に習得でかまいません。
ここでは一般的な技の習得順序をひで爺のオススメとして紹介していきます。
この中で習得出来た物は基礎スラローム21種練のように毎回練習を行なうことをオススメします。

※()内は通常略される。
※オープン系は別系統として別記予定。
※クリスクロスは基礎スラロームではありませんがこの中に含めています。

習得順序

Level 1.

(フォワード)パラレル

歩く、曲がるが出来るレベルで挑戦可能。この時点でスィズルが出来るようにしておきたい。

Level 2.

(レギュラーフォワード)スネーク(進行方向に利き足)

フォワードパラレルで自信がついた。パイロン15個をクリアできたレベルで挑戦。 加速が出来なくて最後までクリア出来なかったらフォワードパラレルを練習したり、 歩いて(走って)パイロンを左右に抜けたりして加速する方法を習得する。

Level 3.

(レギュラーフォワード)クロス(進行方向に利き足)

フォワードスネークでパイロン15個を楽にクリアできたレベルで挑戦。 クロスステップ(足を交差する練習)、スィズル練習を混ぜて習得する。

Level 4.

(レギュラーフォワード)ワンフット(利き足)

フォワードクロスでパイロン15個クリア出来るようになったら挑戦。 まずはパイロンに入らずに片足で進める距離を伸ばす。 パイロン15個分の距離を滑れるようになったら次は左右に曲がる練習をし、それが出来てからパイロンレーンで練習する。 加速する方法は、片足でのスウィズル、片足での屈伸で行なう。 加速するのはさらに難しいので他の技の練習と平行してのんびりやろう。

Level 5.

(レギュラー)バックワードスネーク(進行方向に逆足)

フォワードクロスでパイロン15個クリアで挑戦。 逆足側に振り向き、逆足が進行方向のバックスネーク。 バックスケーティングを習得してからバックスィズルも練習してからチャレンジしましょう。

Level 6.

(レギュラー)バックワードクロス(進行方向に逆足)

バックスネークでパイロン15個クリアで挑戦。逆足側に振り向き、逆足が進行方向のバッククロス。

Level EX.

(レギュラーフォワード)クロス(進行方向に利き足)レベルアップ

この頃になると滑りにも余裕が出始めるでしょう。 そこでフォワードクロスを滑り込み安定した更なる上の滑りを目指しましょう。 上体がどうなっているかを意識して腰を落とし、上体は前足側の肩が少し前に出るようにします。 低速~中速度ではクロスの動きを大きくし、高速時には動きを最小にするようにします。 この時、上体は動かないように意識してくだださい。 どうしても動いてしまう人は足をガニマタ状にするようにクロスの練習をしてみましょう。 特に出来るようになってくるとスピードだけを上げがちになるが、練習時にはゆっくりとやることも大事。 スピードを落とす事で余裕が生まれます。その余裕を滑りの詳細チェックにあてると、 レベルアップがしやすく、さらなるスピードアップの為の安定した滑りに繋がりやすくなります。

Level EX.

(レギュラーフォワード)スネーク(進行方向に利き足)レベルアップ

クロス同様にスネークも滑り込み更なる上の滑りを目指します。 クロスよりもスネークの方がばらつきやすくマスターするのは難しくなります。 クロスを元に上体を意識して腰を低くします。 低速時にはなるべく大きな動きを意識すると良いのですが、その際には上体をしっかりと固定するようにします。 ただし、固定とは言っても力めばいいわけではありません。 力を入れずに上体を安定させて滑ります。

Level 7.

(フォワード)クリスクロス

フォワードクロス、スネークのレベルアップと同時にクリスクロスにもチャレンジしましょう。 最初はかなりゆっくり練習しましょう。 逆足側でバランス崩しても利き足側でバランスを取り戻せるのでそれほど難しくは感じないでしょう。 難しいようなら利き足側のクロスを練習します。

Level 8.

グーフィーフォワードスネーク(進行方向に逆足)

利き足側であるレギュラースネークをお手本に逆足側も練習します。 上手くいかない場合は利き足側で滑り、それをお手本に考えながらおこないましょう。

Level 9.

グーフィーフォワードクロス(進行方向に逆足)

利き足側であるレギュラークロスをお手本に逆足側も練習します。 上手くいかない場合は利き足側で滑り、それをお手本に考えながらおこないましょう。

Level EX.

(レギュラー)バックワードクロス(進行方向に逆足)レベルアップ

この頃になればバックスケーティングも余裕が出始める頃でしょう。 そこでしっかりと滑り込みバックスケーティングの形を身体に覚えこませます。 腰をしっかりと落として上体は半身(真横を向いた状態)、顔は真後ろを向くようにします。 腕は振り過ぎないように、だけど力まないようにします。 腰は低めに保つようにして、進行方向側のかかとが上がらないように注意しましょう。

Level EX.

(レギュラー)バックワードスネーク(進行方向に逆足)レベルアップ

バッククロス同様にしっかりと身体に覚えこませます。

Level 10.

(レギュラー)バックワンフット

逆足側に振り向き利き足一本で後ろ向きに滑ります。 バックスネークから利き足に徐々に荷重を移していき、逆足をトゥー(爪先一輪)にします。 ここからさらに逆足の荷重を減らしていき最終的には逆足を上げます。

Level 11.

バックワードクリスクロス

バックワードでの逆足側振り向きでのクリスクロスです。 最初はかなりゆっくり練習しましょう。 逆足側でバランス崩しても利き足側でバランスを取り戻せるのでそれほど難しくは感じないでしょう。 難しいようなら利き足側のバッククロスを練習します。

Level 12.

レギュラーアンチバックワードクロス

逆足側に振り向き利き足が進行方向に来るバッククロスです。

Level 13.

レギュラーアンチバックワードスネーク

逆足側に振り向き利き足が進行方向に来るバックスネークです。

Level 14.

グーフィーバックワードスネーク

利き足側に振り向き利き足が進行方向に来るバックスネークです。 レギュラーバックスネークでパイロンを15個全部蹴らない自信がついたら挑戦しましょう。 レギュラー同様にまずは歩く事から始めて慣れていきましょう。 逆足側は思うようにいかないのが普通です。

Level 15.

グーフィーバックワードクロス

利き足側に振り向き利き足が進行方向に来るバッククロスです。

Level 16.

グーフィーバックワードクリスクロス

バックワードでの利き足側振り向きでのクリスクロスです。 最初はかなりゆっくり練習しましょう。 逆足側でバランス崩しても利き足側でバランスを取り戻せるのでそれほど難しくは感じないでしょう。 難しいようなら利き足側のバッククロスを練習します。

Level 17.

グーフィーアンチバックワードクロス

利き足側に振り向き逆足が進行方向に来るバッククロスです。

Level 18.

グーフィーアンチバックワードスネーク

利き足側に振り向き逆足が進行方向に来るバックスネークです。

Level 19.

グーフィーバックワードワンフット(逆足)

逆足でのバックワンフットに挑戦します。 加速は難しいですが、何回も繰り返し滑りこみましょう。足りない筋肉も徐々についてきます。

インラインスケート

基礎スラローム21種練

基礎スラローム21種練

基礎スラロームは重要なのですが、出来るようになるとおろそかになることが多く難しい応用技ばかり練習しがちです。
しかし基礎無くして応用はなく、応用技のレベルを上げるためにも基礎技レベルアップは必要不可欠です。
また、練習メニューなどを作らないと苦手な技はなかなか練習しないものです。
習得しても不得意な技は練習量が少なかったりしないように、技の偏りが無い様にしましょう。
各技は決して無関係ではないので、最終的にはここに書いてある基礎は全てマスターすることをオススメします。

ここでは私がおこなってきた日々の練習メニューの一つを紹介します。
基礎は積み重ねが大事です。現在も当然続けています。
下記に書いてある21種類の基礎技を5本づつで大体1時間ぐらいかかります。
滑走時間に余裕の無い時は3本づつ練習しています。
応用テクニックであるトリックスラロームは終わるまでおあずけです。

最初の内は全ての技が出来ませんので下記の21種類の中からできるものを5本づつもしくは10本づつ練習を行います。
基礎練が終了したら、そこからは現在習得していない技を練習し出来る技を少しずつ増やしていきます。
私の場合は最初は10種10本づつでワンセットとして基礎練習としていました。

基礎21種紹介

フォワードパラレル Forward Parallel

両足を揃えてパイロンを左右に抜けていきます。
難易度☆

フォワードスネーク Forward Snake

フォワードパラレルから利き足を前に逆足を後ろにずらしパイロンを左右に向けていきます。
☆☆

フォワードクロス Forward Cross

スネークの発展系。パイロンを両足で交差して通過、またいで通過を交互におこないます。
☆☆

グーフィーフォワードスネーク Goofy Forward Snake

前後の足が逆になったフォワードスネーク
☆☆☆

グーフィーフォワードクロス Goofy Forward Cross

前後の足が逆になったフォワードクロス
☆☆☆

バックワードスネーク Backward Snake

後ろ方向に進むスネーク。利き足は進行方向とは逆、逆足は進行方向にずらす。
☆☆☆

バックワードクロス Backward Cross

後ろ方向に進むクロス。利き足は進行方向とは逆、逆足は進行方向にずらす。
☆☆☆

グーフィーバックワードスネーク Goofy Backward Snake

振り向く方向が逆になったバックワードスネーク
☆☆☆☆

グーフィーバックワードクロス Goofy Backward Cross

振り向く方向が逆になったバックワードスネーク
☆☆☆☆

アンチバックワードスネーク Anti Backward Snake

前後の足が逆になったバックワードスネーク
☆☆☆☆☆

アンチバックワードクロス Anti Backward Cross

前後の足が逆になったバックワードクロス
☆☆☆☆☆

グーフィーアンチバックワードスネーク Goofy Anti Backward Snake

振り向く方向が逆になり、前後の足も逆にしたバックワードスネーク
☆☆☆☆☆

グーフィーアンチバックワードクロス Goofy Anti Backward Cross

振り向く方向が逆になり、前後の足も逆にしたバックワードクロス
☆☆☆☆☆

フォワードワンフット Forward One Foot

利き足1本でパイロンを左右に抜けていきます
☆☆☆

グーフィーフォワードワンフット Goofy Forward One Foot

逆足1本でパイロンを左右に抜けていきます
☆☆☆☆

バックワードワンフット Backward One Foot

利き足1本で後ろ向きでパイロンを左右に抜けていきます
☆☆☆☆☆☆

グーフィーバックワードワンフット Goofy Backward One Foot

逆足1本で後ろ向きでパイロンを左右に抜けていきます
☆☆☆☆☆☆☆

オープンスネーク Open Legs Snake

利き足が前、逆足が後ろで足を開脚状態でパイロンを左右にすり抜けていきます
☆☆☆☆

オープンクロス Open Legs Cross

オープンスネーク状態で両足でパイロンを交差して通過、またいで通過を交互に行います。
☆☆☆☆☆

グーフィーオープンスネーク Goofy Open Legs Snake

逆足が進行方向、利き足が進行方向逆でのオープンスネーク
☆☆☆☆☆☆

グーフィーオープンクロス Goofy Open Legs Cross

逆足が進行方向、利き足が進行方向逆でのオープンクロス
☆☆☆☆☆☆

インラインスケート

ベアリングについて

ベアリングについて。

トイスケートを除く全てのインラインスケートに入っています。
インラインスケートのウィール(タイヤ)が回転する為の部品です。
この部品がよく回る物であればあるほど少しの力で前に進めます。

マイクロベアリング

ベアリングには通常のベアリングの他に小型のマイクロベアリングがあります。
通常はマイクロベアリング用ウィールに使用するか専用のスペーサーを使用して通常のウィールに使用します。
最近ではあまり見かけないかもしれません。

ベアリングの規格

通常ベアリングは608、マイクロベアリングは688という規格品ですのでそれぞれメーカーを気にせずに使えます。
ちなみに数字の後にZがつきますがこれは片面シールドか両面シールドかを表します。

ベアリングの性能

インラインスケートではABEC7やILQ7というような性能の表記を使います。
アルファベット部分は規格名で数字の部分はランクを表します。

ABECとILQ

インラインスケートで使っているベアリングはボールベアリングと呼ばれるタイプで中にボールが入っています。
インラインスケートではABEC7やILQ7というような性能の表記を使います。
ABECとILQは規格を表し、一番大きな違いは中に入っているボールの数量です。
ABEC系は7個、ILQ系は6個のボールが中に入っています。
「6個の方が摩擦抵抗が少ない」「6個の方がグリスなど潤滑材を封入する体積が大きくなるので性能が維持し易い」等言われていますが、実際に使用してみるとABECよりもILQの方が必ず高性能とは感じません。
それよりも精度、材質、潤滑材、構造などのほうがより大切だからです。
6個で支える分、材質や精度についてABECよりも分が悪いからとも言われています。
ABECとILQではどちらが上というよりはモデルによって違うという認識の方が正しいといえますね。

ベアリングの数字=ランク

ABECやILQの後に続く数字はランクを表します。
ランクは1~7まででその中でも良いものを厳選したものが9になります。

  • 9:7の中から良いものを厳選したもの
  • 7:その工場における最高の手間と工程をかけたもの。
  • 5:1工程省いたもの。
  • 3:さらに1工程省いたもの。
  • 1:さらに1工程省いたもの。

このような形で精度を出しているとのことです。
同じモデルならば、リテーナーやボールの素材など同じものを使用するとのこと。
つまり、A工場のABEC7よりもB工場のABEC5の方が高性能ということが普通にあります。
これは言い換えればA社のABEC7よりもB社のABEC5の方が高性能であると言えるのです。

性能の良いものを使う理由

ベアリングにとって一番好ましくない環境は、回転軸に対して斜めに力がかかる、ホコリなどがある、雨など水分があるです。
これらは全てインラインスケートを使用する環境です。
先に書きましたがランクの高いベアリングは工程もかけて製造され精度の高いものになっています。
精度の高いものであれば斜めの力に対して歪が少なくなるので持ちも良くなります。
また、インラインスケートで平坦な部分を滑るには加速することが必要になります。
この加速という動作は特にバランスを崩しやすい瞬間です。
少しの力で滑れるということは少しの加速ですみ、それはバランスを崩す瞬間を減らすことにつながり、その余力で他のことに注力できます。

一昔前では格安なメーカーのABEC5や工業用ベアリングで十分と言われていました。
今現在では、トリックの種類もレベルも上がり、個々のスケーターのレベルが上がっています。
また、講習会や大会など以前に比べれば増えている原状では、格安なABEC5や性能がどうなのかわからない工業用ベアリングでは十分ではないでしょう。

グリスorオイル

ベアリングに封入してある潤滑油はオイル、グリスの2種類があります。
潤滑油の役割は回転している部分の磨耗を防ぐため。
潤滑油の切れたベアリングは「シャー!」という乾いた音がする。
潤滑油の切れた状態だと寿命が激しく短くなるが潤滑油の抵抗が無いため実はよく回る。
潤滑油はベアリングを守るためにある。

オイル

滑り出しからよく回る。
オイルは切れやすくメンテナンスの頻度は高め。

グリス

よく回るまで少し時間がかかる。
オイルと違い切れにくくメンテナンス頻度は低い。

ベアリングのシールド

蓋のこと。
金属のものとゴム製のものがある。
ゴム製といってもプラスチックのようにちょっと硬い。
実は金属製のものの方がコストが安い。
片面だけの片シールドや、蓋が開かないものも存在する。

工業用ベアリング

様々な種類があるが608という規格ならば装着可能。
良いもの悪いもの様々。
工業用ベアリングは高速回転や長時間回転が主な目的になっている。
特に軸に対してまっすぐな力が加わることが普通。
それゆえに、グリスが硬いものを使用していたりすることもある。
当たり外れどころか向き不向きもあったりするようでなるべくならば工業用ベアリングに比べて高価ではあるがインラインスケート用が安心。

シューレースを変えよう

靴ヒモを変えてみましょう。
自分なりの個性を発揮!
愛着も倍増ですよ!!

※改造は自己判断・自己責任でお願いします。

FILA NRK LOAD

交換用シューレース
今回購入した靴ヒモ。
通常売っている靴ヒモは120cmが多い。
インライン用にはちょっと長い。
ただしインナーの上の方まで通す場合には長さが足りないのでその場合には2セット使用するのが良いです。

FILA NRK LOAD
これが標準のシューレース。
上までヒモを通さないと長さが半分以上余ってしまいます。
カフとバックルをカスタムセットに変更しているのでシューレースもオレンジを入れたいところ。

靴ヒモは靴屋さんで買えます、
面倒な人はネットでも購入可能。

自分好みにカスタマイズ

FILA NRK LOAD + 千鳥格子柄 【オレンジ+白】

FILA NRK LOAD + 千鳥格子柄 【オレンジ+白】
FILA NRK LOAD + 千鳥格子柄 【オレンジ+白】

FILA NRK LOAD + ななめボーダー 【オレンジ+黒】

FILA NRK LOAD + ななめボーダー 【オレンジ+黒】
FILA NRK LOAD + ななめボーダー 【オレンジ+黒】

FILA NRK LOAD + 矢印 【オレンジ+黒】

FILA NRK LOAD + 矢印 【オレンジ+黒】
FILA NRK LOAD + 矢印 【オレンジ+黒】

HYPNO AVENUE

HYPNO AVENUE
標準状態。シューレースは黒。長さは167cmでした。

千鳥格子柄 【黒+白】

HYPNO AVENUE + 千鳥格子柄 【黒+白】
購入したのは120cm

HYPNO AVENUE + 千鳥格子柄 【黒+白】

HYPNO AVENUE + 千鳥格子柄 【黒+白】
脱ぎ履きしやすいようにシューレースは上の方まで通してません。
これだと歩行時はスネ部分のバックルだけ緩めると歩きやすくなります。
上の方までシューレースを止めると滑走時は楽ですが歩行時がちょっと歩きにくく緩めるのが面倒なので
こういう風にしてます。

SEBASKATE FR-HIGH

HYPNO AVENUE + 千鳥格子柄 【黒+白】
ダイソーで買ってみたシューレースに変えてみました。

ベアリングスペーサーをアルミに変える

ベアリングスペーサー

ベアリングスペーサ
これがベアリングスペーサー(6mmタイプ)

もしも付属のベアリングスペーサーがアルミ製じゃなかったら、アルミ製に変えるだけで劇的に変わります。
滑る力が減るので楽に前に滑れるようになります。
しかも千円ぐらいで劇的な効果を得られるのでオススメです。

 

分解図
インラインのウィール(タイヤ)はこんな感じでフレームにくっついています。

フレームにウィールを止めているシャフト(ネジ)を外して分解していきます。
ベアリングとベアリングの間に挟まっている部品がベアリングスペーサーです。

スラローム用などの専用モデルではアルミ製を使用しているものが多いのでチェックは不要です。

ちなみに、幅を変更できるベアリングスペーサーも存在します。
ネジ式になっていて幅を変更できるのです。
通常はそこまでのものは必要ありませんがスピードを極めていくとそういうところも気になってくるそうです。

余分な部分をカットする

※改造は自己判断・自己責任でお願いします。

余分な部分をカットする

購入した時は色々な人が履けるように色々な部分が長い場合があります。
自分の足に合わせて余分な部分はカットしましょう。
特にスネ部分は足首を曲げる都合上長い場合にはカットしたほうが良い場合があります。
その他の部分に関しても滑走中にひっかかってしまう場合にはカットしたほうが良いでしょう。
スネ部分をカットすると足首の稼動域が増えたり、曲げやすくなったりするので自分用にカスタマイズはオススメです。

失敗した時ようにカスタムパーツとして販売しているブーツなら安心して自分用にカスタマイズできます。
今回の写真はFILAのNRK ROAD。(2011年発売予定の別売りのオレンジのカフを使用しています。)
同じようにSEBASKATEのFR-HIGHも過去に同様にカスタマイズして使っていました。
FR-HIGHはカスタムパーツが販売中。

自分用にカスタマイズ

カフスネの部分が長すぎる

カフバックル受け部分の内部にまで入り込んでしまいきつく締められない。

カフ長すぎます。締めるのも大変だしこれ以上締めれない場合もあります。

カフ部品にハサミマークがあると安心。
私の足では2個分カットがよさそうな感じでした。
あまり短いと困る場合もあるので1個分づつカットが安心。

カフここまでカットしました。3個あったハサミマークが1個になりました。

カフこんな感じに。
スネ部分のバックルも長いですね。
バックルはカフとインナーの隙間に入っていくので長いと締めるのが大変です。
ひどい時にはそれ以上締められない場合もあります。
自分用にカットしてしまいましょう。

カフバックル足を入れてバックルを締めます。そして黒いマジックでしるしをつけます。

カフバックルここまでバックルの内部に入っていました。

カフバックル計ってみたら10cm以上。これは長い。。。
6cm残してカットしました。
ここも短いと履く時に不便なので注意。
ちょっとずつ切っていって調整したほうが良いでしょう。

カフバックルお次は足首部分のバックル。写真はラチェットタイプ。
接触して邪魔な場合にはカットしましょう。
私はまだ邪魔な感じしませんのでここは今回はパス。

HYPNO AVENUEに80mmウィールを入れる

HYPNO AVENUEに装着可能なウィールは76mmです。
大きなウィールをつければそれだけ段差を乗り越えやすくなるし、スピードも上げられます。

80mmのウィールを装着するカスタマイズを試してみましょう。

※改造は自己判断・自己責任でお願いします。

HYPNO AVENUEに80mmウィールを入れる

Mサイズのフレーム

Mサイズのフレーム改造

80mmウィールをはめてみると前から2番目がこんな感じになります。
穴が少しずれてます。

Mサイズのフレーム改造

上から見るとこんな感じになってます。
この四角い穴を少し大きくすると80mmのウィールが入っちゃいます。

Mサイズのフレーム改造

下側からみた感じ。

24cmまでのブーツでは・・・

24cmまでのブーツのフレームはSサイズになります。
Mサイズよりも短いフレームなので他にも干渉します。

Sサイズのフレーム改造

1番前と2番目のウィールの間の壁も当たってしまいます。
さすがに強度が不足するのでオススメできません。残念。

Sサイズのフレーム改造

短いフレームなので残念ながら80mmは難しいです。

HYPNOブーツのカスタマイズ

フレーム部分を外して歩行可能なブーツHYPNOのカスタマイズしましょ。
今回は滑走性能のアップ!
市販専用パーツで手軽にパワーアップです。

Hypno Avenue

ブーツの詳細は >>コチラ<<

HYPNO CUSTOM今回使用のカスタマイズパーツ

HYPNO CUSTOMこちらが中身。
左がフレームスペーサ、右がベアリングスペーサ。
セットで使用します。
S-FOURさんで購入。各1,680円でした。
HYPNO CUSTOMHYPNOブレード。
HYPNOのブレード部分です。
HYPNO CUSTOM六角レンチ2本使ってウィールを外します。
付属レンチでもOK。NINJAスターツールだとちょっと楽。

HYPNO CUSTOMネジとシャフトを外すとウィールが外せます。

HYPNO CUSTOMベアリングの上にでっぱているのがフレームスペーサ。
フレームとウィールが直接接触しないようにするのが役目。
HYPNO CUSTOMフレームスペーサを外します。
ハサミを使ってみました。爪だと痛い。。。

HYPNO CUSTOM黒いのが外したフレームスペーサ。

HYPNO CUSTOM続いてベアリングも外し、中に入っているベアリングスペーサも外します。

HYPNO CUSTOM入っていたベアリングスペーサの代わりに買ってきたベアリングスペーサを入れます。

HYPNO CUSTOMベアリングを装着して、その上に買ってきたアルミフレームスペーサをはめ込みます。

HYPNO CUSTOMはめ込んだ後。
反対側にも買ってきたアルミフレームスペーサをはめ込みます。
HYPNO CUSTOMネジとシャフトを元通りに戻します。
写真下は交換前の部品達。
これで滑走感グレードアップ!!
ついでにベアリングも交換するとさらにGOOD!!