POWERSLIDE IMPERIAL PRO

POWERSLIDE IMPERIAL PRO

レポート作成日時:2017年4月17日

SPEC

2016年モデル
定価:円
インナー:MY FIT Fat Boy
フレーム:アルミ
ウィール:マターウィールjuice 80mm
ベアリング:
備考

 

2017年からPOWERSLIDE社の日本代理店が変わりました。
その関係で今後はPOWERSLIDE社のインラインスケートが日本国内で入手しやすくなると思います。
IMPERIAL PROはIMPERIALシリーズの上位モデルで素直な取り回しでふかふかのインナーも相まって気持ちよく滑ることができます。

 

留め具

スネ部:通常バックル

足首部:ラチェットバックル

足の甲:シューレース(靴紐)

充実装備ですね

 

フレーム

アルミ製。ツートンカラーで凝ってます。

剛性も高く滑り易いです。

 

フレーム取り付け部にはアルミパーツを採用。

これだけでかなり操作性が向上する

 

フレーム取り付け部のメモリ。
小さなことだけど心意気を買いたい。
本体にもメモリというかマーキングがあればもっと良いのですが、、、

 

シャフトはヘキサレンチ仕様(星形レンチが必要)

 

ウィール

マターウィールjuice 80mm。

 

インナー

このインナーは良いですね!
熱成型可能で分厚いです。
ふっかふかです。
足入れ感抜群です。

 

インソール(中敷き)

ここらへんはいつもどうですが、あまり良いものが入っていたことが無いです。

可能であれば真っ先に変えたい部品

 

アウターシェル

アウターシェル(外骨格)の底面に穴が空いてました。

通気性が向上し、インナー内の蒸れ解消にも期待できます。

 

 

 


FILA NRK PRO GREEN

 

記事作成日:2016年5月30日

 

SPEC

2016年発売~2020年まで継続販売
定価:円
インナー:EXTREME FIT
フレーム:アルミ インジェクト
ウィール:HYPER CONCRETE 80mm84A
ベアリング:ABEC7
備考
・付属品はレンチのみ(ヒールブレーキはありません)

 

NRKシリーズの2016年モデル

NRKシリーズの2016年モデル上位機種は、ハードブーツ系とカーボン系の2種類があり、カーボン系インナー一体型はFILA NRK NOS、ハードブーツ系インナー取り外し式はPROとなりました。

PROのグレードを少し落としたブーツでNRK FUNがあります。
PROにはGREENとBRACKがあります。

 

留め具

スネ

従来通りのバックル。
安定の性能です。

 

足首


足首部分にはラチェットバックルを装備。
普通のバックルに比べて調整がし易いのが良い

 

足の甲


シューレースはFILAのロゴ入り平紐です。
インナー上部まで締められるので紐の長さは長めです。
ひで爺はインナーには通していません。
ここらへんは好みですね。

 

フレーム

フレームは新造です。
FILA独自の低重心フレームの新型で、フレーム長243mmで80mmまで装着可能です。
ALU INJECTEDと書いてあるので鋳造系の工法で製作されたものでしょう。
鋳造系の良いところは強度が必要な部分だけ太く強く出来ることですね。

 

インナー

インナーはEXTREME FITとなっています。

 

インナーは取り外しができます。
カカト下にクッション素材が張り付けてあります。
ひで爺的にはこの白い部品は邪魔なので取っちゃいました。
カカトが高い、前のめりな感じがするって思った人は取っちゃっても良いでしょう。

 

前から見た状態。
これはなかなか良いぞ!

 

インソール

 

 



それっぽくなっているけどインラインスケートに始めっから入っているインソールはかなりしょぼい。
そのままの状態だと横幅が狭く感じたりするけど、ちゃんとしたインソールを入れると劇的に履き心地が変わります。
もちろん操作性も別次元ですね。
インソールだけは初めから変えたい。
1,000円のものでも良いので交換を。
カカトの裏に硬いパーツがくっついているものが良い。

 

ウィール

ウィールはCONCRETE+Gが標準装備!

素晴らしい!

ウィールサイズは80mmまで入ります。

 

その他

サイドバンパー

よく地面などにする部分なのでこれが別パーツなのは嬉しい

 

フレーム取付部アルミマウント


フレームのマウント部分にはアルミプレートが埋め込まれています。
これがやっぱりかなりの効果あるんです。

 

ショックアブソーバー


カカトには衝撃吸収素材。
両端の黒いのは、カフボタンの部品からインナーを守る為の素材。
無いとその部分のインナーがボロボロになる。

 

滑走感想

インナーの心地良さはやはりインナーレスには無い快適さですね。

・足首は前に良く曲がる。
ちょうど良いぐらいの硬さで曲がるのが良い。
曲げようと思ったら曲げられるよ、って感じ。

・低重心
FILAの特許技術らしい低重心フレームがやはり良い。
同じウィールでも3mmぐらい低いので安定感や操作性が良い。
そのくせスピードは出せる。

・フレームが変わっている
カタログを見ると軽量鋳造アルミフレームとなっている。
鋳造とは型に金属を流し込み形にする工法。
最近主流のアルミフレームの工法はアルミサッシのように押し出し成型したものを加工している。
利点は前から見た時に同じ形にしなくても良いこと。
必要な部分だけ厚くすることができる。

・まとめ
操作性、安定性、共に良い。
価格が高くって良いならカーボンブーツの方が良いが、価格と快適性を重視すれば、このブーツもかなーり良いのでオススメです。

 

 


FILA NRK NOS

FILA NRK NOS

記事作成日時:2015年4月9日

 

SPEC

2015年発売~2016年継続
定価:円
インナー:インナー一体型
フレーム:アルミ製231mm(23cm)、239mm(23.5~26.5cm)、243mm(27cm~)
ウィール:72mm(23cm)、76mm(23.5~26.5cm)、80mm(27cm~)
ベアリング:ABEC7
備考
・ヒールブレーキ付属

 

2015年のフラッグシップモデル

FILA社の2015年モデルのインラインスケート。

フリースケート・スラローム向きの最上位機種でヒールブレーキも付属しオールラウンドに滑走することが出来る高性能モデル。
FILA社独自の、低重心フレームを採用し、同じサイズのウィールを装着しても安定感が増している。
ブーツ本体にカーボン素材を使用し、剛性が高いのに軽量でもある。
カフもよく動き、インナーとアウターを一体化したインナーレス仕様なのでブーツの追従性はかなり高い。

基本的には2014年モデルのFILA NRK SDのマイナーチェンジ機種です。

 

付属品


・ヒールブレーキと取り付けシャフト

・ヒールブレーキ対応シャフト

・ステッカー

・六角工具

 

ブーツ本体

カーボン素材

カーボンを使っているアウターがしっかりと足をサポート。
カーボン素材は軽いのにしっかりと硬いのですが、高価なのが難点。
そんな高価な素材をしっかりと使った高級品です。

 

インナーレス

インナーが無いのではなくインナーとアウターが分かれていないモデルのことをさします。
インナーがあるモデルと比べると、インナーが無い分、足の動きをダイレクトにフレームに伝えます。

 

ラチェットバックル

普通のバックルよりも微調整が効くうえに、締めやすいタイプのバックルです。
最近では上位モデルはみんなコレになりつつあります。

 

基本構造はFILA NRK SDと同じ

細部で変更はありますが、基本はFILA NRK SDと同じです。
このページの最後の方にFILA NRK SDと比較しています。

⇒ FILA NRK SD

どちらが良いか?と言えば、もちろんFILA NRK NOSの方が良いです。

 

専用低重心フレーム

アルミ製でフレーム長は239mm。
靴のサイズによりフレーム長が違い、装着可能なウィールサイズも違います。

23cm:フレーム長231mm、ウィール72mm
23.5~26.5cm:フレーム長239mm、ウィール76mm
27cm以上:フレーム長243mm、ウィール80mm

フレームは今まで通り、FILAの特許である低重心化フレームです。
低重心化によるメリットは、安定性、操作性の向上です。

 

 

インソール


 


足型がちょっと細めな感じなので、違和感ある人はインソールを変えることで履いた感覚が全然変わるので変えるとよくなることも。

 

重量

FILA NRK NOSのブーツ本体 854g

 

FILA NRK NOSのフレーム 224g

 

FILA NRK NOSのフレーム取り付けねじ 18g

FILA NRK NOSの本体とフレーム類 1,096g

 

2014年モデルはSD、2015年モデルはNOS

最近のインラインスケート事情だとモデルチェンジの次の年は継続販売かカラーバリエーションの追加ぐらいですが、名称が変更になっているが、マイナーチェンジに近い変更と感じる。

⇒ FILA NRK SD

海外サイトを調べてみると材質変更とフレーム取り付け部分が変更となっている。

 

SD(2014)とNOS(2015)を比べてみる


NRK NOS(左)、NRK SD(右)

 

カフをばらして検証してみる


NRK NOS(奥):2015年モデル
NRK SD(手前):2014年モデル

 


カフ自体は同じもの。

 


カフボルト&カフボタン
NRK SD(左)、NRK NOS(右)

NRK SD(左)のカフボタンはアルミ製で真ん中のへこみは丸型、カフボルトは鉄製。
NRK NOS(右)のカフボタンは鉄製で真ん中のへこみは真っ直ぐな部分がある形状、カフボルトはアルミ製。

 

変更の理由を推測

カフボタンの外れ防止としての変更

NRK SDではカフボタンが外れてしまうことがあった。
カフボタンが丸で回転してしまうので緩みやすかったのでしょう。
NRK NOSでは取り付け部が丸じゃなくなったので緩み難くなった。

製造工程上の理由

丸は製造が簡単だが、特殊形状は製造が難しい。
その為にアルミではなく鉄を鋳造して作成する方法に変更したのだと思います。


NRK SDは丸かった

 

NRK NOS(奥):バックル受け部分がグレー部品
NRK SD(手前):バックル受け部分が黒い部品

 

足内側:NRK SD(左)、NRK NOS(右)

 

足外側:NRK SD(左)、NRK NOS(右)

 

黒い線の模様のでっぱりが大きくなった

 


2014年モデルNRK SD

 

2015年モデルNRK NOS

模様のでっぱりが大きくなった。
理由と意味は不明。
もしかしたら中にヒモみたいなものがあって、意味があるのかも知れませんが、、、やはり不明です。

 

同じようで違うカーボン形状


フレームを取り外した裏側。
前3箇所、後ろ1箇所に取り付けネジ穴あり。

 


NRK NOS(左)、NRK SD(右)

 

NRK SD

 

NRK NOS

 

NRK SD

 

NRK NOS

 

NRK SD

 

NRK NOS

 

カーボンシェルの形が変更になっています。
フレーム設置面積が増えているので操作性の向上があるかと思います。
本体がプラ樹脂でもこの部分のみアルミにしているモデルもあるぐらい需要な箇所なので、このちょっとの違いでも性能向上はしているはず。
恩恵を感じられなくっても知らないうちに恩恵を受けている可能性が高い部分です。

 

フレームを比較

同じものだと思う。


2015年モデル(上)
2014年モデル(下)

 


並べたものを真横から。
2014年モデル(手前)
2015年モデル(奥)

 


手前と奥を逆にしてみた。
2015年モデル(手前)
2014年モデル(奥)

 

 


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