XSJADO DUSTIN LATIMER

XSJADO DUSTIN LATIMER

XSJADO写真1

2005年発売
定価:33,600円(フレームレスモデル)
インナー : 不明
フレーム :無し
ウィール :無し
ベアリング :無し
備考 :
・UFS対応
・インナーが靴として機能する
・普通の靴の上から装着可能

気軽に街を滑りたい。
日常の足の代わりにインラインスケートを使いたい。
そんな場合には2足目のブーツに、こんなブーツを紹介します。

その名はXSJADO(シャドー)。
実はこれ、アグレッシブ用のブーツなんです。
なのですが…UFSという規格に対応している為に同じUFS規格に対応していればフリースケートモデルのフレームも装着可能になっています。
距離が滑りにくいアグレッシブブーツでもフレームを帰れば大丈夫! ってことで、日常の足として購入してみましたので紹介します。

・特徴
最大の特徴はなんと言ってもインナーが普通の靴であること。
元々付いているインナーは靴としても機能し、普通に歩くことが可能なのです。
ちょっとスリムな靴ではありますが。。。
そして、普通の靴でもこのブーツに取り付けることが可能です。
ただし、全ての靴が装着可能と言うわけではありません。
かかとが出っ張ってない靴の方が良さそうです。

・重量
1095g(フレーム、インナー無し)

・仕様用途
本来はアグレッシブ用ですが、今回の目的は街中を気軽に移動、日常の足として使用します。
家から駅まで。駅から目的地まで。家から駐車場まで。などなど。

歩く時にはインラインをもっていかなくてはいけませんが、ポーチ用のベルト等で肩にしょったりすれば荷物も減ります。
滑る時は靴はインラインのインナーになるので手ぶらで滑走ができます。
ひで爺的には家から駐車場までの往復に使いたいと思って買いました。
CRイベントにもこいつで行こうと思ってます。

XSJADO写真2
XSJADO写真3

フレーム無しのモデルを選択。
フレーム有の場合はアグレッシブの2輪フレームが装着されています。

早速手元にあるフレームを装着。
SKATECH製フレームの76mmまでのウィールが入る250mmフレームを装着してみた。
ウィールは普段使っているものなので現在65mmほどにまで減っているものを装着。
SKATECHフレームは全輪ロッカード可能なので1番(爪先)と4番(かかと)のウィールを浮かせるロッカリング仕様にしてある。

XSJADO写真4
XSJADO写真5

購入当初は26cm仕様のセッティングになっているので
自分の靴のサイズに調整が必要です。

かかとのショック吸収材を外すとフレーム取り付けネジの受け具が見えてきます。
写真左に見えるのがショック吸収材。
普通に手で外せます。

XSJADO写真6

付属の六角レンチで小さなネジを外しカフ部分を前後に動かして調整します。
ブーツ中央にUK標記で印があるので自分の靴のサイズに合わせます。
UK→日本サイズ比較表
靴が大きい時やカカトが出っ張っている靴の場合は大きめのサイズにして調整すると良いでしょう。

その他にも足の甲部分のベルト、足首部分のラチェット式バックル、スネ部分のベルトが微調整できます。

調整が終わったら靴(インナー)を履いて本体の装着をすれば完了です。
1.靴を履いたまま本体に入れる。
2.爪先ベルトを締める。
3.足首バックル締める。
4.スネのベルトを締める。

使用感

第一日目

車⇔家、車⇔闇練場所、トリックスラロームをテスト。

実は上記のブーツ本体の調整をしていなかった為にフレームの位置に違和感がありました。
ブーツ本体の調整は説明書にやり方は絵で載っています。
インナーが装着された状態で梱包されていたのでインナーに合わせて調整は
出来ていたものと思ってましたが、実は最初は26cmの状態で調整されていますので注意が必要です。

その他は順調そのもの。
トリックスラロームも問題なくこなせました。このままこのブーツで滑ろうかな?と思っちゃうぐらいです。
その後にCrossmax3(フリースケート用ブーツ)に履き替えたら…
やっぱり専用の物の方がいい感じです。軽いし、軽快な感じ。
XSJADOではカカトの内側部分(ソール)が出っ張っている為にこの部分が滑っていると
当たるときがあるのですが、当然ながらCrossmax3には無いんですよね。
日常の足用としてはこのブーツの他にROLLERBLADEのWBSというブーツがあるのですが、
それと比べると滑走性能は段違い。ものすごく扱い易いですね。
その分、重量があり(フレーム無しで1095g)あるので持ち歩きがちょっと不便。
普通のアグレッシブモデルよりは軽いと思いますが。

脱ぎ履きに関しては、思ったよりも面倒な感じでした。
足の甲部分のベルトとスネ部分のベルトがバックルならばもっと楽にはけるのですが。。。
でも慣れれば結構快適に履けそうです。
靴を脱いでインライン履いて・・・ってよりは面倒なくてよい感じ。
靴は脱いだらそれをカバンに入れたりカバンにくくりつけたりしなくてはいけなくって、
それが無いだけでも嬉しいですよ。

今度は調整を行ってから滑ってみます。
さらにいつもの靴でも滑って見ます。
楽しみですね~

SALOMON Crossmax S-Lab

SALOMON Crossmax S-lab

SALOMON Crossmax S-lab写真1

2005年発売
定価:42,000円
インナー:3Dカスタムフィット
フレーム:アルミ237mm、247mm
ウィール:76,76,80,80
ベアリング:ILQ-9Twincam
備考:
・UFS対応
・FSK強化リンク付
・強化バックル
・ヒールブレーキ別売

カタログより抜粋:
考えうる最高のパーツを使用した、究極のフリースケートブーツ。ショートターンを含むスキートレーニング、中距離スピードトレーニング、スラロームなど各カテゴリーにクロスしていくトレーニングに高い性能を発揮します。

インナー:3Dカスタムフィット(熱成型フォームで個々の足型にフィットすることが出来る)
フレーム:アルミハイ・ローフレーム。(26.5cm以下は237mm、27cm以上は247mm)
日本販売 サイズ:
23.0 24.0 25.0 25.5 26.0 26.5 27.0 27.5 27.5 28.0 29.0 30.0

感想:

2004年までのFSKブーツには足首部分に45度強化ストラップというベルトがついていた。(省略されているモデルもある)
このストラップは足首の浮きを防止して足とブーツの一体感を増す為のものと思われるが、足型によってはストラップぐらいではフィット感が得られなかった。(私の場合、邪魔でしかなかった)
その部分をバックルに変更し激的な効果を得ることの成功したのがこのブーツの最大の特徴であろう。
足首の可動域はCrossmax3から採用になったタン部分のフェルト生地が滑るおかげで確保されているので足首にバックルが付いてもそれほど可動域が少なくなることはない。
バックルがついたおかげで得られた効果に比べれば大した事はない。
ちなみに強化バックルは青に変更されている。

インナーについて。
Crossmax3のものとそれほど大きな変更はないようだ。
インソールも変更無し。

本体について。
Crossmax3からの最大の変更点とも言えるのが足首部分に付いた強化バックル。
今までのストラップ(ベルト)とは違い、しっかりとホールドしてくれる。
強化バックルなので転倒時にバックルが外れることが少ないようになっている。
スネ部分のバックルは普通のバックルに変更になったのはスネ部分にはわざわざ強化バックルを付ける必要性が無かったからなのだろうか?
”最高の”とうたっているだけにここは強化バックルにして欲しかったものだ。コスト削減なのかもしれないが…
足首部分のストラップが強化バックルに変更されたのに伴い、シューレース部(紐を通す穴)も一部変更になった。
SALOMONお得意の一番上についていた紐のロック機構を持つパーツが強化バックルをつけるために無くなった。
便利な物だったのでちょっと惜しい気もするが無くても別段困るほどでもなかった。(他のメーカーでは最初から無い)
2005年ブーツからデュアルショックアブソーバーが変更になった。
足裏部分が今までの1枚板のものから3部品を組み合わせたものに変更になった。

フレームについて。
Crossmax3の色違い。
なぜかヒールブレーキが別売りになっている。FSKシリーズ用のヒールブレーキは当たる部分を削るか、FSK強化リンク(カカト部分の板)を外せば装着可能。
あまり関係無いが、アクスルシャフト(ウィールをフレームに取り付ける部品)には青いネジ止め剤が塗布されている。
今までのものは赤。小さなコダワリなのかも知れない。。。

SALOMON Crossmax S-lab写真2
SALOMON Crossmax S-lab写真3

左から、インソール、シェル(本体)、ショックアブソーバー(カカト)、ショックアブソーバー(足裏)。

黒い板はショックアブソーバー(足裏)に乗っかっているだけ。ショックアブソーバー(カカト)は二つの部品から構成されている。足裏部品は前年モデルに比べると赤い部分が減っている。設計変更の模様。

SALOMON Crossmax S-lab4写真4
SALOMON Crossmax S-lab写真5

横から見るとこんな感じ。必要な部分のみ赤い衝撃吸収材がついている。上に乗っているプラスチックの黒い板はCrossmax3と微妙に違う。

こんな感じに収まっています。
この上にインナーを入れます。インナーは洗濯できます。

SALOMON Crossmax S-lab写真6
SALOMON Crossmax S-lab写真6

インソール。Crossmax3と同じもの。これがすこぶる調子いい。馬鹿に出来ない気持ちよさ。

Crossmax Slab+SKATECH2005BLACKフレーム+72mmフラットウィールで使用中。

SALOMON Thunder Alu

SALOMON Thunder Alu

SALOMON Thunder Alu写真1

2005年発売
定価:35,000円
インナー:メモフィット
フレーム:アルミ245mm
ウィール:74,74,78,78
ベアリング:ABEC5
備考:
・UFS対応

カタログより抜粋:
Crossmaxより少し長いアルミニウム製245mmフレームを採用し、より安定したターンとスピードを実現。
ありとあらゆるシーンに対応し、あなたに街で滑る楽しみを伝えます。

インナー:メモフィット(足の不安定な部分をスポンジ状の堅めの素材で保護・固定してある)
フレーム:アルミハイ・ローフレーム245mm
日本販売 サイズ:
23.0 24.0 25.0 25.5 26.0 26.5 27.0 27.5 27.5 28.0 29.0 30.0

感想:

2005年FSKシリーズの3種類の内の一つ、中間に位置するモデル。
2004年Thunderの後継機種がThunder2でそのフレーム違いがこのThunderAluである。
フレームがアルミ製にになったのが大きな特徴で、フレームは安定性も考慮して245mmを採用している中級グレードモデル。
外観は黒一色にシルバーのフレームで渋かっこいい。

インナーThunderとあまり変わらないが本体部のメッシュが無くなったことにより、少しホールド感が高くなった感じがする。その分少し硬くなった感じはある。改善されたと言っていいだろう。
Thunderと違いインナー上部にある紐はちゃんとついている。この点も嬉しい改善点だ。
インソールは残念ながら悪くなってしまった。この点だけはいただけない。
疲れ易く、足が痛くなりやすい非常にチープなインソールである。
安い物でも良いのでインソールは他の物に替えること。

本体は先に書いた通り、メッシュ部分(足の甲側面)の素材が変更になっている。
ホールド感が若干上がったようでいい感じになった。
メッシュにしていたことによる冷却効果が正直”?”な感じだったので変更して良かったと思われる。
デュアルショックアブソーバー(写真ではショックアブソーバーかかとと足裏パーツのこと)がこの年より変更になった。
最上位機種であるSlabでも同じ形状なので完全な設計変更であろう。
Thunder同様45度ストラップは無い。その分足首部分の可動範囲が大きくなるので歓迎したいところ。

フレームはこのモデルの特徴の一つ。
フレーム材質でインラインスケートの滑走性能の良し悪しが決まると言っていい。
大きく分ければ樹脂製(プラスチック等)、金属製(アルミ等)があるが、アルミ等に比べれば、樹脂製は滑りにくいと言っていいだろう。
そこでアルミ製であればある程度の滑りやすさが確保されたようなものなので、この材質変更は非常に大きな意味を持つ。
フレーム長245mmは旋回性と直進安定性のバランスをみた結果でややスラローム等に向いた旋回性に優れる感じになる。
滑った感じも他のThunder系に比べると力が逃げにくく滑りやすい。
同じ力でも長い距離が滑れる感じである。
フレーム長は靴のサイズに関係無く245mm。(カタログでは255mmと明記してあるが現物は245mmだった)
靴サイズが25.5cm以下のスラローマーには最近ではやや長く感じるかもしれないが、そこはウィールロッカリングで調整すれば問題ない長さだろう。
残念ながらロッカード機構等の調整機構はついていない。

SALOMON Thunder Alu写真2
SALOMON Thunder Alu写真3

左から、インソール、シェル(本体)、ショックアブソーバー(カカト)、ショックアブソーバー(足裏)。

ショックアブソーバー(カカト)は二つの部品から構成されている。ショックアブソーバー(足裏)は前年モデルよりも赤い部分が少なくなっている。Slabも同じようなので設計変更でしょう。

SALOMON Thunder Alu写真4

インソール。非常にチープ。できれば替えたい。
前作Deflectorよりも悪くなっているようだ。

FILA NIGHTHAWK 90

SPEC

2005年モデル
インナー:クールマックス
フレーム:アクティブステアリング
ウィール:90,90,90,90
ベアリング:MICRO ABEC7
備考
・1,2番3,4番ウィールが個別に可動

 

FILA社のカービングインラインスケート。

1番2番ウィール、3番4番ウィールを装着している個別フレーム部と本体フレーム部の間にウレタン素材を挟むことで力を掛けた時にフレームがしなり、カービングスキーのように曲がって行く特殊構造を持つ。(アクティブステアリング)

当時流行していたマイクロベアリングを標準装備した最先端のインラインスケートブーツだった。

今でもその滑り心地は特殊で惜しまれる機能でもある。