04.インラインスケートの構造

インラインスケートブーツの各部の名称と構造

まずはインラインスケートブーツのことを知りましょう。

ここでは各部の名称と機能を説明します。

 

 


【ブーツ本体】と【フレーム部分】で見てみよう

インラインスケートの構造

インラインスケートブーツは大きく分けて上部のブーツ本体と下部のフレーム部分があります。
(一部のブーツでは外すことが出来ません)

 

【ブーツ本体】

インラインスケートの構造

足を固定する部分
写真はバックルやベルト、靴紐で固定するタイプ。

 

【フレーム部分】

インラインスケートの構造

ウィール(タイヤ)をブーツに固定する部分。
写真はウィールを取り外した状態。

 


【ブーツ本体】

カフ

カフ

写真の指差している赤い部品で前後に可動します。
通常は二つの専用ネジやはめ殺しのリベットで止まっています。
カフの取り付け角度を変えることでカント(足の傾き)調整が出来るモデルもあります。

 

バックル

バックル

スネ部分や足首、足の甲などを固定するための硬い部品。
ブーツによって付いている箇所が違います。
バックルは装着が簡単でしっかりと足を固定出来ます。
数段階に調節可能で非常に保持力が高いのが特徴です。

【ラチェットバックル】はバックルよりもさらに高価ですが、調節がしやすく便利です。

ベルト

ベルト

スネ部分や足首、足の甲などを固定するためのマジックテープベルト。
役割はバックルと同じで、バックルよりも安価で軽量だが保持力が弱く、切れやすい。

 

シューレース

靴ひも

靴ひものこと。
ベルトやバックルよりも装着はし難くく時間はかかるがしっかりと締めればフィット感に優れ、交換も容易。
締める力はバックルには全然適わない。
シューレースのみのモデルも存在する。

 

インナー

インナー

ブーツの中に入っているクッション部分。
外れないモデルもあります。
インナーは使っていると段々とクッション性がなくなってきます。(へたってくる)
外せばインナーの洗濯が可能になるので洗濯&陰干しをおこなうと多少復活する上に清潔なので出来れば外せるモデルを選びたい。

 

インソール

インソール

通称”中敷”。
ブーツの中に入っています。
足型は人それぞれ全然違うので足が痛い場合にはこの部分を変えてみよう。
最初っから入っているインソールはあまりいいものは入っていないので、シダスやスーパーフィートなどに替えると性能アップになります。

 

【フレーム部分】

フレーム

フレーム

ウィールを取り付けている部品。
ブーツ本体とネジ2本で取り付けられている場合が多いが外せないものもあります。
VタイプとUFSタイプという規格があり、同じタイプなら違うフレームにも交換できます。
材質はプラスチック樹脂、アルミ、カーボンなどがあり、カーボンが一番軽量で性能が高いが価格も高い。
アルミ製がオススメ。
ただしアルミ製ならみんな良いかっていうと違うので、結局はメーカー製が安心ってことになります。

 

ウィール部分図解

ウィール部分図解

ウィール部分は図のような感じに組み立てられています。
右側から、シャフト、ベアリング、ベアリングスペーサ、ウィールとなっていて、 中央部分にベアリングスペーサーが入る形になります。
このウィールをフレームに挟みシャフトで締める感じになっています。

 

シャフト

シャフト

ウィール(タイヤ)をフレームに止めているネジのこと。
長さ、太さ、形状にいくつか種類があるので対応しているシャフトを使いましょう。
写真は8mmの片側から締めるタイプで、他に両方から締めるタイプや、6mmのタイプなどがあります。

 

ウィール

ウィール

インラインスケートのタイヤのことです。
ウレタン製のタイヤで中心部のプラスチック部分をコアと呼びます。
コアが無いコアレスウィールもあります。
~Aは硬さを表し屋外では80A~84Aが適しています。
アグレッシブ用では90Aなど。
~mmは直径で72mm~80mmが一般的です。
アグレッシブ用ではもっと小さくスピード用ではかなり大きいです。
ウィールは消耗品です。

 

ベアリング

ベアリング

ウィールの回転性能を決める重要な部品ですがウィールやブーツ本体が悪ければあまり意味がありません。
ベアリングの規格はABEC、ILQというものがありますが大雑把に言えばABECでもILQでもあまり気にしなくて良いです。
4大ブランドの製品であればそのブーツのグレードに見合ったものが付いています。
同じメーカーであれば基本的には数字が高いものの方が良いものの確立が高いです。

→ベアリングについて詳細

 

ベアリングスペーサ

ベアリングスペーサ

ベアリングとベアリングの間に挟む部品です。
入ってないとウィールが回らないのでウィールが回らない場合には入れ忘れてないかチェックしましょう。
8mm用と6mm用があり左が8mm用、右が6mm用です。

 

ヒールブレーキ

ヒールブレーキ

右足のかかと部分に付いている減速装置です。
これを地面に擦り付けて減速します。
材質はゴムで消耗品です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です