FILA NRK ROAD[2012]

FILA NRK ROAD 2012年モデル

レポート作成日時:2012年4月6日

FILA社(正確にはFILASKATES)のNRK ROADは2010年から継続販売となります。

 

カーボン素材のシェル


Basalt fiber(玄武岩繊維)を使用している。従来のカーボンファイバー同様、軽く、高剛性なソールを形成しパフォーマンス、安定性と耐久性を実現。

 

サイドバンパー

よくこする部分なのでここが別パーツでプラ製なのはありがたい

 

ラチェットバックル

微調整がしやすく、しっかりと締めることもできるのが特徴のラチェットバックルをスネ部分に使用

 

フレーム


フレーム長243mmアルミフレーム

FILAの特許である低重心化フレーム。 通常のフレームではウィールがフレームよりも上部にはみ出すことはない。本体部分の形状を工夫することで可能になった。 低重心化によるメリットは、安定性、操作性の向上。

 

カント調整機能

足首の角度を前後左右に変えられるカント調整機能も完備。
カフボタン(カフを取り付ける部品)を回転させて取り付けることで調整できる。

 

ウィール

HYPER CONCRETE 80mm/84aを標準装備。
このウィールは4輪で5500円するので一足分で11000円分となり、かなりお買い得なブーツとも言えます。

 

スネ部分バックル

締めると外しにくい仕様。
滑っている時に干渉しても外れないようにしただけでなく、外す時には外しやすいように爪引っ掛かり部分は少し反っています。

 

インソール

ちょっと変わった形状で足型を選びそう。
インソールを変えると感じがかなり変わりよりよくなった。

ドクロマーク

隠れオシャレ的なドクロマークが!!

 

付属品

・ヒールブレーキ

・ヒールブレーキ用片ネジシャフト

・ヒールブレーキ用両ネジシャフト

・ヒールブレーキ用ネジ×3本

・六角レンチ、プラスドライバー付き六角レンチ

・ステッカー

・説明書

※写真はヒールブレーキのブレーキゴムを外した状態。

 

 

滑走感について

・ブーツが軽い感じ

・足首が前後に柔らかい

・標準仕様でも滑り易い(最初から良いウィールが付属している)

・滑った感じは少し硬い感じがする(ウィールの特性かも)

・足型は少し細めな感じ

・インソールは変更したい

・ヒールブレーキ標準装備

・ヒールブレーキは六角レンチがあれば装着・脱着は楽

 


新旧で比較

細かい部分がマイナーチェンジされていますので2010年モデルとの比較をレビューします。

FILA NRK ROAD[2010]

 

・ウィール、ベアリングは変更無し


ウィール:HYPER CONCRETE 80mm/84a
ベアリング:ABEC7

 

・カフ


艶ありから艶無しへ。

 


カフ部分のバックルが受け口も含めて変更されています。

FILAマーク

2010年モデル:印刷(左上)
2012年モデル:凹凸表現(右下)

さらにバックルつまみ部分が反っていることでバックルを緩めるのが楽になりました。

 

バックル受け口:固定足が長くカフ割れ対策になています。バックルの入りもさらに良くなりました。

 

・フレーム

シャフト


FILA独自の低重心フレームは健在。
シャフトのネジ山の飛び出しが1mmほど増えてました。

 


六角穴が深くなりなめにくくなりました。(2012年モデル)

 


六角穴が浅い旧シャフト(2010年モデル)

 


フレームの片締めシャフトの向きを変更。
2010年モデル:左右共に内側から外側に向かって差し込む形。
2012年モデル:左右共に右側から差し込む形に変更。左右の違いは印刷のみ。製造上の簡易可ですね。

 

・ヒールブレーキ


2010年:ヒールブレーキは本体に装着済み
2012年:ヒールブレーキは付属品として封入

付属工具は2種類。
六角レンチとプラスドライバー付き六角レンチ。

 


ヒールブレーキに変更はありません。

【ブーツ説明書】FILA NRK ROADのヒールブレーキの装着方法

 

・全体比較


2012年:左(サイズは24.5cm)、2010年:右(サイズは24cm)

 

おそらく、という話になりますがアウターは、24.5cmは25cmと共用と思われます。
24cmと比べるとブーツ自体が1cm以上大きく感じます。
前後だけでなく、高さまで1cmほど高くなっています。