06.トイスケートって?

おもちゃのインラインスケートがあります

インラインスケートとして販売している中には玩具(トイスケート)と呼ばれているものがあります。

 

トイスケートは何が違う?

簡単に言えば、目的が違います。

 

・(スポーツ用)インラインスケート

滑る為に作られています。
だから最低限の滑走性能が必要なのである程度の価格はします。

 

・トイスケート

売れる為に作られています。
目的が売る為なので、滑れなくてもいいんです。
売れるようにどんどん工夫していきます。
基本は価格ですが、アルミフレームが良い!と聞けばとりあえずアルミフレームにする。
ベアリングの数字が高い方が売れる?と聞けばABEC7使っておけばいいでしょ。
通気性が良いのがいいの?そしたら通気性良さそうな素材を使いましょう。

一見良いことのように聞こえますが、滑る為のことは二の次なので、、、アルミフレームなのに滑らない。
ABEC7なのにそれほど滑らない。そもそもベアリングを普通のものにしても他の部分が悪いと意味が無い。
通気性良くっても足を保持してないよ?足痛いんですけど?
クッション厚いって入口だけじゃ足痛いよ?

などなど突っ込みどころ満載です。

 

  • ウィール(タイヤ)が回らないので滑れない。歩くのとほぼ同じ。途中ですぐに止まってしまう。
  • ウィール(タイヤ)がプラスチックで横滑りするので前に進み難い。
  • インナーが薄く足に悪い。痛い場合も。
  • フレーム(ウィールをとめている部品)が弱く滑走しようとするとたわんでしまいタイヤが回りにくい。

トイスケートとスポーツ用はまったくの別物であり、滑りにくく、上達しにくく、楽しくなりにくく、疲れるといった悪い事尽くめです。
価格が安いのですが無駄な出費になる可能性が高く、インラインスケートの楽しさを知るのは難しい。
購入は避けた方が良いでしょう。

 

スポーツ用(ちゃんとした)インラインスケートの見分けるポイントは

1.ベアリングがABEC1,3,5,7,9のいずれかであること。
※ベアリングとはタイヤを回すための非常に重要な部品です。
2.タイヤがプラスチックじゃない。
※ちゃんとしたものはウレタン製のタイヤを装着しています。(ゴムっぽいタイヤってことです)

何はともあれちゃんとしたインラインスケートメーカーの物が安心です。

 

どうすればいいの?

最近はトイスケートも進化しました。
アルミフレームでABEC7でタイヤがちょっとウレタンっぽい、クッションも良さそう、通気性もいいみたい。
ほぼワナです。
ただし、進化してもトイスケートは

「ちゃんとは滑れません」

買い換えるか、やめるかの2択なのでどちらにしろお金の無駄です。

 

試して損するよりは、

4大インラインスケートメーカーのモノを選びましょう

講習会を沢山やってきて何万人もの人と接してきて、色々と研究した結果がコレなのはちょっと寂しいですが、見分けるのが難しくなってますので、仕方ないです。

 

4大インラインスケートメーカー

ROLLERBLADE(ローラーブレード):誰もが知っているインラインスケートブランドです。

K2 SKATES(ケイツー):ソフトブーツしかありません。色んなところで買えますが価格はバラバラ。

FILA SKATES(フィラ):同じぐらいの滑走性能でも日本ではなぜか安く買えるオススメブランド。

POWERSLIDE(パワースライド):海外では有名ブランドですが日本ではまだまだ浸透してません。

 

とりあえず滑れればいいので、、、もかなわないことも多い

トイスケートはそこまで滑れないものも少なくないです。
続くかわからないから最低限のもので、とトイスケートを選び、買い替える人を多く知っています。
わざわざこんなに書いたのは、、、「知っていたら(トイスケートを)買わなかったのに」「ここまで違うとは思わなかった」など言う人がほとんどだからです。
4大メーカーの一番下のモデルがお試しモデルです。
子供用なら1万円ぐらい、大人用は13,000円ぐらいはします。
それでもスキーの板無しの靴よりも安いです。

 


 

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