クローズターン

クローズターン

バックワード系からフォワード系に繋げる技の中でもっともポピュラーで、奥が深い技ですがなかなかスムーズに出来なかったり、減速してしまいがちです。

この技は“回転系の技ではなくステップ系の技”になります。

半回転(180度回転)する技と思われがちなクローズターンですが少しその認識を変えて練習してみましょう。
形は出来る!という人でもゆっくり落ち着いて練習することで安定感が増し、より柔軟なトリックへと発展できるようになります。

◇練習場所◇

まっすぐな線が引いてあると便利です。
無い場合はまっすぐの線を想定するようにしましょう。

動画      WMV形式1M

練習法

STEP1 ”徒競走”でGO!

クローズターン練習STEP1基本姿勢

進行方向に対して横に立ちます。(画面左から右へと進みます)
左足を進行方向にして両足は肩幅よりも広めにして立ちます。
体重は右足にかけるようにしておきます。

クローズターン練習STEP1-11.

クローズターン練習STEP1-22.

クローズターン練習STEP1-33.

小学校の頃にやった徒競走(かけっこ)を思い出してください。
よ~い・どん!
という感じに右足を進行方向に一歩前に踏み出し前へ進んでください。
これがクローズターンの最後の90度になります。
最初は足を上げ、慣れてきたら徐々に足を上げないように滑らせながら前へ進むようにしてください。

動画 WMV形式1M

STEP2 ”先行足を引く”

クローズターン練習STEP2-1

1.進行方向へ背中を向けて、両足は肩幅よりもやや広めに重心は真中にして立ちます。

クローズターン練習STEP2-2

2.右足に重心を移し左足を右足の後ろ側へ移動します。この時の左足の位置が重要です。 右足の延長線上よりも背面側に出ないように、右足に対して90度にし、右足のかかとに近すぎないようにおきましょう。

右足は進行方向とは逆に向いていて、左足は進行方向と比べると真横(左)を向いています。
体は半身の状態である真横を向きます。
これがクローズターンの最初の90度になります。

動画 WMV形式1M

チェックポイント!

・腰を低めにしましょう。
両足はがにまた状に開き足首を曲げて膝を曲げ腰の高さをなるべく低くします。

・体重は右足にかけると安定して左足を回しやすくなります。

・回した後の左足の位置が大変重要になります。
右足のフレームの延長線上よりも外(体に対して背面側)にでないようにしましょう。
右足のカカトのウィールから左斜めに10~15cmの位置が理想です。

STEP3 組み合わせよう

STEP2”先行足を引く”の後にSTEP1”徒競走”を組み合わせればクローズターンが完成します。

1.両足は肩幅よりもやや広めに開いて立つ。

2.右足に重心を移動して左足を所定の位置まで移動する。

3.進行方向をしっかりと向き、重心を右足から左足に移しながら右足を一歩前に踏み出すように移動し右足に重心を移し、一歩前に踏み出すようにして進む。

勢いをつけずにできますのでゆっくり落ち着いて練習してください。
加重は、”先行足を引く”では右足、”徒競走”では右→左になり、一歩前へ踏み出すように前に進む時は右足になります。
決まった位置に足を移動して、右、左、右、と歩くように重心(体重)を移動するだけで綺麗な安定したクローズターンができるようになります。
STEP2の”チェックポイント!”と”勢いをつけない”が最重要ポイントになります。

動画 WMV形式1M

クローズターン練習STEP2-11.

クローズターン練習STEP2-22.

クローズターン練習STEP2-33.

クローズターン練習STEP2-44.

クローズターン練習STEP2-55.

チェックポイント!

・勢いをつけずに落ち着いて練習しましょう。
・最初は特に左足のつま先ギリギリを右足が通るように練習しましょう。
・重心を真中にして立ち、右、左、右、と歩くように重心(体重)を移動するだけで綺麗な安定したクローズターンができるようになります。
・腰を低めにしましょう。
両足はがにまた状に開き膝と足首を曲げて腰の高さを低くすると安定します。

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