01.装着しよう

まずは準備運動から

まずは準備運動をしよう。
特に手首足首を入念にほぐしましょう。

 

プロテクターの装着

プロテクターは足や腕を通す事が出来るものはなるべく通すようにしましょう。
社名ロゴが正面から見て正しく見えるようにすると正しく装着できます。
また左右の違いがあるものモノはLは左、Rは右です。
肘と膝は形状が似てますが大きいほうが膝です。

 

1.まずは膝のプロテクターを着けよう

膝のプロテクター

 

2.次に肘のプロテクターを着けよう

肘のプロテクター

 

3.肘はこんな感じ

肘の装着写真

 

4.ブーツはしっかりと締めて。緩すぎると滑りにくくなります。

ブーツ

 

5.履く時にはカカトを地面にトントンとたたくと良い

ブーツを奥まで履く

 

6.手首のプロテクターは最後に着ける。ヘルメットを先にかぶろう

手首のプロテクター

 

7.手の平側にプラスチックが来るようにする。

手のひら側にプアラスチックがくるようにしよう

 

8.手の平側がこんな感じにちょっとでっぱるように着ける。

手首の装着写真

 

9.準備完了

準備完了

 

10.横から見た感じ

横側

02.立ち上がり方~立ち方

立ち上がり方

座った(転んだ)状態からの立ち上がり方です。
片膝を立て両手でしっかりとおさえ、立ち上がります。
この時、なかなか立ち上がれない場合は、膝を両手で少し押すようにしてみてください。
その際には後ろにのけぞりがちになるので少し前傾した状態で行なうようにしましょう。

立ち上がり方11.なるべく地べたに座った状態から

立ち上がり方22.片足をつく為に足を入れ替え

立ち上がり方33.片膝をたてます。

立ち上がり方44.利き足(右足)に両手をのせ

立ち上がり方55.膝を真下に押すような感じで

立ち上がり方66.後ろにのけぞらないように慎重に

立ち上がり方77.立ち上がります

立ち上がり方88.無事立てましたか?

立ち方

両足のかかと同士のウィール(車輪)をくっつけて爪先を離します。
上から見た時に両足の形が”Vの字”になるように80度ぐらい開きます。
かかとのウィール(車輪)同士をくっつけることによって動きが止まります。
立ち止まっていたい時はこの基本姿勢をしましょう。安定して立ち止まっていることができます。

立ち方

03.歩こう

立ち方の姿勢から足はVの字のまま膝をがにまた状に開き、膝の間を20cmほど開けて腰を落とします。
右ひざは右手で、左ひざは左手でつかみ、上体は少し前傾気味にします。
こうすると後ろに倒れににくなりますので最初の内は手を離さないようにしましょう。
この状態で右、左、と歩きます。

※注意点
・膝をつかんでください。ももをつかむ人が圧倒的に多いですので気をつけてください。
・膝から手を離さないように気をつけましょう。
・歩く時に足を上げることになりますが、上に上げ過ぎないように気をつけましょう。

上記3点に気をつけないと後ろに転ぶ確立がとても多くなります。
最初は辛いですが、慣れると膝を持たなくてもこの姿勢が取れるようになります。
尻餅をつくのが多い、後ろにバランスを崩しやすい人は、この練習か、転ばない為にを参照してください。
慣れれば尻パッドは必要なくなります。

良い例

歩き方1膝をつかむ

歩き方2膝をつかむ

悪い例

良くない歩き方1そこは膝じゃありません

良くない歩き方2そこは膝じゃないんですってば

良くない歩き方3ちゃんと前を見ましょう

04.滑ろう

4.滑ろう

歩くことが出来たらその応用である、スケーティングの練習に移ります。
前に足を出した時に前に重心を移動すると前に進みます。
これを交互に行なうことをスケーティングと呼びます。
足はなるべくVの字を保つように、足を置く時は歩く時と同じように
両足の間隔は狭くするように心がけてください。
慣れてきたら、後ろ足で少し前に押すような感じにしてみましょう。
先ほどよりも一歩での滑りが楽になります。

05.曲がろう

5.曲がろう

どんなに上手くなっても車はすぐに止まれません。
そこで最初は曲がって危険を回避するテクニックを練習します。

・Aフレームターン

1.まずはその場で滑らずに練習をしましょう。

両足は平行に肩幅よりも広めに広げます。
なるべく広いほうがやり易くなります。広げすぎてやりにくい場合は少し狭めて下さい。
腕は真横に広げます。
(人によっては前に”お盆”を持つようにと教える場合もあります)
広げた両腕が車のハンドルと思ってください。
車と同じように曲がりたい方向を見ながらハンドルを切る(回す)と曲がります。
体を少しでも曲がりたい方向に倒すと曲がらなくなりますので
ハンドル(両腕)は並行に回すように心がけてください。

2.助走をつけて練習をしましょう。

最初はゆっくりめで試し、少しづつスピードを上げるようにしましょう。
曲がるポイントに印をつけるなどするとやりやすくなります。 やってみれば実感できると思いますが、この技は減速しながら曲がります。
最初のうちはスピードを出さずにAフレームターンで曲がりながら減速して止まるように
すると良いでしょう。

WMV形式1M

・パラレルターン

Aフレームターンよりも確実に難しくこの時点では出来ない人のほうが多いのですがスキーや アイススケートをやっている人はAフレームターンよりもやりやすい場合があります。
上手く出来ない人は気にせずに先に進みましょう。
他の練習を進めることにより出来るようになってきます。

このテクニックは曲がる方向に体を倒しこんで曲がる為、減速せずに曲がることができます。
Aフレームターンは車のイメージでしたが、こちらはバイク、もしくは飛行機のイメージでおこないます。

やり方

助走をつけて両足を揃えます。
曲がりたい側の足を前に逆側の足を後ろにずらし
体を曲がりたい方向に倒しこみます。
曲がりたい側の足(内足)はインラインの外側、逆の足(外足)はインラインの内側に倒して曲がります。

WMV形式1M

06.止まろう

止まり方には色々な方法があります。

Aフレームターンストップ

Aフレームターンを使った止まり方です。

Aフレームターンストップ

 

ハの字ストップ

両足をハの字にして止まる方法です。

ハの字ストップ

 

ヒールブレーキストップ

右足についているヒールブレーキを使用して止まります。ヒールブレーキが付いていないブーツでは出来ません。

ヒールブレーキストップ

 

Tストップ

ここで紹介している中で一番難しいブレーキ技。

Tストップ

 


 

07.転ばないコツ

インラインスケートでは始めの内は後ろに体重がかかりがちで後ろにバランスを崩す事が多いので膝を軽く曲げ、スネを靴のタン(スネ部分のスポンジ)に軽く押し当てるようにしましょう。
今後練習を続けていく上でとても大切なことになります。
慣れると自然にこの姿勢が普通に出来るようになります。

良い例

転ばないコツ1最初はこれぐらい

転ばないコツ2慣れればこんな感じ

悪い例

バランス崩れるヨ!大変危険!!

08.その後

滑る、曲がるが出来るようになったら・・・

ここまで進んでくると『滑る、曲がる』まではなんとか出来るような感じになってきたと思います。 しかしまだまだインラインスケートを操作出来ているとはいえない状況の人が多いでしょう。 また、何が出来るのか?何をやろうか迷っている方も多いでしょう。 とりあえず気軽にスラロームにチャレンジしてみましょう。

何でスラローム?

滑って曲がる技能があればチャレンジできるからです。 さらにレベルアップすることでインラインスケートの技能はもちろんバランス力などの身体能力を高めることが出来ます。 『止まる』の項目で紹介していない『ランジストップ』や『スピンストップ』などよく使うストップスキルもスラロームの初歩であるパラレルやスネークを練習することで出来るようになります。 また、Tストップの章でも書いてありますがある程度の技術レベルがないと通常はなかなか出来ないものもありますので入門編だけでも出来るようにしておくと良いでしょう。 足の動かし方やインラインスケートの操作だけでなく、重心の移動や重心のかけかた、力のかけ方などを覚えてくればインラインスケート意外のスポーツでもかなり役にたちますよ。

アグレッシブがやりたい

フォワードの基礎的な練習とバックワードスケーティングだけでも練習しておきましょう。 怪我がつきものの競技と言っても良いところがありますのでシンガード(すねのプロテクター)やヘルメットは用意すると良いでしょう。 スケーティング、腰を低くしてバランスをとる、足首と膝を柔軟にする、を心がけましょう。 最初は低めのカーブや三角レールを使い練習します。

スラロームのススメ

管理人ひで爺が好きだからってのもありますが、

・平地である程度の広さがあれば出来る
長距離が必要ではないので距離は少なめ。2~3個のパイロンでも遊べる。1個だけってのも可能。
・滑って曲がるレベルからレベルアップが図れる
比較的安全にその人のレベルに合わせて楽しむことができ、続けることで出来ることが増え達成感もあったり。
・誰でも練習すればある程度できるようになる
続けていればレベルが上がっていく。上級レベルになるとかなりレベルアップのスピードは落ちますが続けていればちょっとずつ・・・
予断ですが続けることの意味、努力することの大切さを知ってもらいたい、ということで子供にやらせる親もいます。
・親子でも仲間でも一緒に出来る。
他の種目やスポーツではレベルが違うと場所が変わってしまったり距離が離れてしまったり、 相手に合わせるので面白くなかったりするようです。 スラロームは同じパイロン上で個々のレベルで楽しめるので良いとのこと。 目の届く範囲ってのも良いみたいですね。

次は・・・

そろそろメンテナンスをしてもいい頃かもしれません。 メンテナンス編に進みましょう。