インラインスケートの保管方法

インラインスケートの保管方法

保管方法が悪いと痛みが早い

保管方法が悪いとブーツが早くに悪くなってしまいますので注意が必要です。
インラインスケートの内側のふかふかの部分は汗を吸ったりしています。
これを陰干しするだけでもちが格段に違います。

保管方法

滑走し終わった靴は汗を吸っています。
この湿気を取り除いてやるのがもちが良くなる保管法。
同時に脱臭もしちゃえば1石2鳥。

保管場所

風通しの良い場所がベスト。
玄関が空気の流れが必ずあるので良いですが、部屋の中でもOK。

車の中での保管はダメ

陰干しすると少しづつですがクッションも戻ります。
車内は換気されておらず密閉空間なので湿気がいつまでも靴の中に残ります。
車内保管のみよりも陰干ししたやつは心もち、ふっくらしてますよ。

臭いが気になる場合

やっぱり靴ですから臭います。
フィルターにかけて使い終わったコーヒー豆をティーパック用の紙にいれ、滑走後のブーツの中に入れると消臭効果があります。
市販の靴用のものでもOK! 100円均一とかにもあるよ。

ファブリーズも、もちろんいいですね。

ウィールについて

ウィールの説明

インラインスケートではタイヤのことをウィールといいます。
大きさ、硬度、形状によっていくつかの種類があります。
メーカー品(SALOMONやK2、ROLLERBLADE)はメーカーが違っても大体はハイパー社のOEM(名前だけ各メーカー名になる)として製造されていることがほとんどです。
ショップで購入する際には価格を指標にすると良いです。
高価なモノほど良いものと考えて良いと思います。ただし、初心者の頃はそこまでこだわる必要は無いので一番安価なモノだけは避けるようにすると良いでしょう。

ウィールを選ぶ上で必要なポイントを説明していきます。

ウィールの種類

アグレッシブだけは大きさが小さい為に専用のモノを使います。
また衝撃なども凄い為にコアがないものなどがあります。

ウィールの表記について

HYPER
TECH +G ST(ホワイト)
76mm 83A

例えばこのように表記されています。

HYPER・・・・・・メーカー名
TECH +G ST(ホワイト)・・・モデル名
76mm 83A・・・大きさと硬さ

大きさ

大きさはmm(ミリ)単位で直径を表します。
110mm~50mmぐらいまであります。 ジャンルによって好まれる大きさが違います。

・ジャンルを問わず最初は・・・

80mm~76mmがオススメです。

・スラローム

80mm~72mmまでがほとんどで通常は76mmか72mmを使用します。

・スピード

100mm~84mmぐらいが主流です。

・アグレッシブ

55mm~60mmぐらいが主流です。

大きいほどスピードが出しやすく安定し難くなります。

硬さ

硬さは○○Aで表示されます。
使用状況により使い分けます。
アグレッシブでは92Aなど硬いウィールを使います。

モデルによってグリップの良いものがありますが、基本は下記の通りと言われています。

柔らかいウィール ~80A

グリップが良い、減りやすい、細かな振動を吸収し易く膝に良い

硬いウィール 80A~

グリップが悪い、減り難い

・夏

路面温度が高い為、82A以上の硬いウィールがオススメ。

・冬

路面温度が低い為、78A以上の柔らかめのウィールがオススメ。

・屋内

グリップの良い78A~80Aがオススメ。

・極上路面

プールの底のように綺麗でつるつるとした路面ではグリップの良い78A~80Aがオススメ。

※注意

○○Aという硬度が書いてないものもあります。
室内ホッケー用でよくあります。屋外の使用には耐えられませんのでご注意を。
硬度はものすごく柔らかかったりします。

形状

形状はシャープ、ラウンド、フラットなどがあります。
正面から見た形状を表し、尖っていれば尖っているほどスピード重視、平らであれば安定性重視になります。
ラウンドはシャープとフラットの間のウィール形状です。
シャープでもトリックスラロームやっているといつのまにかラウンドかフラットの形状に削れてきてしまったりします。

コア

コアとはウィールの中心部分。
ウィールの構造を日本人的な感覚かる説明すると、タイヤはウレタン部分。
コアはホイール部分という感じ。
プラスチックで出来たのが主ですが、アルミ製などもあります。
軽量化ウィールはコアの部分を大きくして軽量化しています。
最近ではコアの部分の重要性が増して色々なコア形状のモノがあります。
逆にアグレッシブウィールはコアの部分に穴などあいておらず耐久性が重視されています。

色はウィールの減り具合と関係があります。
クリア系のウィールは見た目もさわやかで綺麗なのですが削れやすいのが普通です。
また、メタリック系のウィールは減りやすさが均等でない場合が多いです。

減りやすさ

最初は気にすることはありません。
続けていくと段々と気になっていきますのでオマケということで。

硬いウィールは削れにくいことが多く、ウィールの消耗も少なく長持ちしやすい傾向にあります。
ただし、「ウィールの硬さ=削れ安さ」ではありませんのでご注意を。
減りやすさは色と材質に関係します。

減りにくい  ⇔  減りやすい
硬さ:  硬い    ⇔   軟らかい
色 :  単色    ⇔  クリアー、メタリック
価格:  高い    ⇔     安い

上記は一般的に言えることで、そうでないモデルもあります。

ウィールについて その2

ウィールについて その2

ウィールについて その2

ここではさらにウィールについてさらに深く語っていきたいと思います。

安定感

バランスをとるのが苦手という人はウィールの大きさを小さくし、形状がなるべくフラット状のモノが向いています。
また、安定感を出したい時も同じことが言えます。
ウィールが大きくなればなるほどスピードが出しやすくなりますが地面から足までの高さが高くなってしまい高速域意外での安定性が落ちます。また、スピードが出やすくなれば当然スピード管理も難しくなります。地面との設置面積を上げることで安定しやすくなるのでフラットウィールも効果あります。

寿命

モデルにもよりますがウィールは直径で10mm減ったぐらいが性能限界点です。
10mmを過ぎたあたりで性能が劇的に変化します。
また、大きさによる滑り心地も10mm過ぎると大きく変わります。
試しに10mm違いのウィールを使用してみると良いでしょう。
また、ウレタンの厚さの違いによる振動もかなり違います。
コアギリギリではかなりの振動が膝、足首、腰に来ます。
いつでも同じ感覚で滑ることで短期間に上達が見込めます。
道具の状態の違いで時間をロスするのはもったいないことです。
その状態に慣れるために時間を使うぐらいなら・・・と思いませんか?
事情により交換できないこともあるとは思いますが寿命は寿命。
しっかりと良い状態で使ってあげましょう。

※実験しました

インラインスケートにはまりだしてからしばらく後に体験した事実です。
当時、独身貴族だったひで爺ですがインラインスケートにハマリ、時間があれば滑りに出かける生活でした。
当然ながらカラオケやビリヤードやボーリングや飲み会などなど・・・よりお金がかかりません。
年に一足のブーツとベアリング、ウィールだけです。
そんな独身貴族君は『ウィールだって換えたくなったら換えちゃうゴージャス生活!!』を開始しました
76mmでも72mmでも、いろいろなウィールを好きなだけ使いました。
結果は10mmほど減った大量のウィールでした。

ローテーション

理想は頻繁におこなうほうが良い。
とは言っても意外に面倒。
でも、、、
ローテーションしたら滑り難くなったことってありますよね?
なければローテーションしてみてください。
嫌~な気分に浸れます。
そうすると面倒でもローテーションをする回数が増えます。
ローテーションはいつでも同じ状態で滑れるので時間のロスが少ないし楽しくない時間が減らせます。
冬場は2~3回に一回ぐらい。
夏場は滑走途中にローテーションすることもあります。(滑りながらじゃないですよ)
もちろん一回の時間が少なければもっと少なくてもOK。あくまで目安です。
ちなみに減り難い高価なウィールを使用することでもローテーションの回数を減らすことができます。

ウィールの減りについて

ウィールは人によって、場所によって、滑走内容によって減り具合が違います。

体重によって違う

体重が重い人、力をかけて滑る滑りは減りが早くなります。

技によって

スライド系の技やTストップを多用すると減りが早くなります。
また、練習している技によって減る場所が違ってきます。
フォワード系は踵のウィールが、バック系はつま先のウィールが減ります。

滑走路面によって

粗い路面ではウィールも荒く削られていきます。
また、滑走路面の温度によっても変わってきます。
温度が高い夏の方がウィールはどんどん削れていってしまいます。
温度が高いとウィールもやわらかくなるせいです。
逆に冬は硬くなるので夏よりも比較的やわらかめのウィールをチョイスするとグリップしやすくなります。

注意

ウィールではありませんが、ベアリングスペーサは必ずつけましょう。
8mm用、6mm用、マイクロベアリング用等決まったものを必ず使用しましょう。
つけないと回転がかなり悪くなるので、回るはずなのに回らない場合はベアリングスペーサを確認しましょう。
ベアリングスペーサが無いとシャフトを閉めた時にベアリングが変に押しこまれて回らなくなります。
真中にベアリングスペーサが入ることで正しくシャフトで締め付けることができます。
購入時でもついていないことがマレにあるようです。注意してみてください。

ウィールローテーション

ウィールローテーション

ウィールローテーションでウィールの寿命を延ばそう

インラインスケートメンテナンス写真

ウィール(インラインのタイヤ)はインラインブーツを使用していると段々と磨り減ってきます。
そしてウィールは滑り方や路面等により綺麗に均一に減るわけではありません。
そこで均一にウィールを使いつづける為にはウィールのローテーション(配置換え)という作業が必要になります。

減りやすい部分は滑り方や練習している内容によって変わります。
例えば、まずは前方向への滑走練習をするので利き足のかかとが一番減ります。
バックスケーティングを練習していると利き足のつま先が減り易くなります。
そしてウィールの内側がより減る傾向があります。
このことから、最初のローテーションは下記のように行なうのが基本です。

初めてのローテーション

インラインスケートメンテナンス写真

右前 1234 右後ろ
左前 5678 左後ろ

わかりやすくタイヤに番号をつけてみました。
1⇔7 2⇔8 3⇔5 4⇔6 のウィールを裏表逆にして交換します。

二回目以降はウィールセッティングごとに変わります

基本は『1番減った箇所に1番大きなウィールを入れます。2番目に減った箇所に2番目に大きなウィールを入れ、これを全部の箇所におこないます。』

二回目以降(通常=フラットセッティング)

フラットセッティングについては、セッティングの項目を参考にしてください。

滑り方、滑る内容などによって各ウィールの減り具合が変わります。
また、二回目以降のローテーションでは元の大きさが違いますので毎回同じウィール同士を入れ替えればいいわけではありません。

インラインスケートメンテナンス写真
そこでまずはウィールを測定し大きさ順に並べます。

インラインスケートメンテナンス写真
写真のように大きい順に並べていきます。
減り方は滑り方や重点的に滑っているトリックにも関係しますので、この写真の配置はひで爺流のものです。
自分の減り易い部分を見つけ自分にあったローテーションをしていくことでウィールを長くもたせることが出来るようになってきます。

言葉で書くと、下記の順に並べています。
右前 4851 右後ろ
左前 2673 左後ろ

二回目以降(通常=ウィールロッカリングセッティング)

インラインスケートメンテナンス写真
ウィールロッカリングセッティングについては、セッティングの項目を参考にしてください。
白い四角と赤い四角の2種類のサイズのウィールを使うのが特徴です。

滑り方、滑る内容などによって各ウィールの減り具合が変わります。
また、二回目以降のローテーションでは元の大きさが違いますので毎回同じウィール同士を入れ替えればいいわけではありません。

インラインスケートメンテナンス写真
そこでまずはウィールを測定し大きさ順に並べます。

インラインスケートメンテナンス写真
写真のように大きい順に並べていきます。
減り方は滑り方や重点的に滑っているトリックにも関係しますので、この写真の配置はひで爺流のものです。
自分の減り易い部分を見つけ自分にあったローテーションをしていくことでウィールを長くもたせることが出来るようになってきます。

言葉で書くと、下記の順に並べています。
右前 8415 右後ろ
左前 6237 左後ろ

ローテーションの頻度は?

ウィールの減り具合を見て行ってください。
ウィールは滑り方や路面、気温、その人の体重など、ウィールの耐久性など色々な条件が関係していますので、いつでも同じとは言えません。
ただし、同じ路面、体重、力、滑り方、ウィールであっても夏場は暑い為に冬よりも何倍も減り易いです。
そのため、夏場は毎回行ってもいいぐらいですし、ホコリっぽい場所ならば冬でも毎回やったほうがいいです。

 


ウィールについて

ウィールについて その2

セッティング

通常のメンテナンス


 

セッティング

ブーツによってセッティングできる項目は違いますが主に下記の2点があります。

カント調整

靴に対してフレームの位置や角度などを調整することをいいます。
フレームの取り付け位置を左右にずらしたりカフの角度を調整出来るモデルがあり、 使用者のクセや骨格を考慮したセッティングが出来るようになっています。

ロッカリング

ロッカードとも呼び、旋回性を上げる効果があります。
爪先とカカト部分のウィールを中央二つのウィールよりも上にあげ中央二つのウィールが接地していても前後のウィールは接地しないようにします。
ロッカリングをおこなうと旋回性は上がり曲がりやすくなりますが、安定性が落ちますので注意が必要です。
通常ロッカリングは中央ウィールよりも1.5mm~2mmほど爪先とカカトのウィールを上げます。
初めてロッカリングをする時はまずは爪先だけ上げるようにすると慣れが早く安全です。
慣れてきたらカカトも上げてみましょう。

ウィールによるロッカリング

直径の違うウィールを使い、直径の差を利用してロッカリングします。
どんなフレームでも出来ますがウィールローテーションがし難かったり、ウィールが減ってくるとロッカリング度が変わってきて操作性が変わってきてしまうというデメリットがあります。

例).
爪先側から
72mm 76mm 76mm 72mm
という感じにウィールを装着します。

フレームによるロッカリング

対応フレームは数少ないのですが、ウィールローテーションも普通におこなえ、ウィールが減ってきてもローテーションをおこなうことでいつでも同じような操作性を維持することが可能です。

アンチロッカリング

ロッカリングとは逆に旋回性を下げ安定性を増したアンチロッカリングというセッティングもあります。
アンチロッカリングは爪先とカカト部分のウィールを中央よりも下げるセッティングです。
アグレッシブ意外でこのセッティングを使うことはほとんどありません。

各種洗浄

インラインスケート各種洗浄

インナーの洗濯

インナーは手洗いもしくは洗濯機にかけて陰干しを行うことが可能です。
(外せないものは洗濯不可です)
メンテナンスの頻度は時々気になったら行うぐらいでよいでしょう。

プロテクターの洗濯

プラスチックが外せる場合は外してから洗濯用ネットにいれて洗濯機にかけて陰干しをしましょう。
特にリストガードは夏場はしっかりと洗うことをお勧めします。
メンテナンスの頻度は臭くなる前に…
大体2,3回に一回でも洗濯することをオススメします。

ベアリングの洗浄

ベアリングは使用していると、砂やホコリが内部に入ったり、油が抜けてしまったりして段々と回転が悪くなってきます。
通常は表面を拭くだけでよいベアリングメンテナンスですが、砂やホコリが入った場合には洗浄→油の注入が必要になります。
また、水のある場所で滑走した場合も洗浄しないと錆びて使えなくなってしまいます。

※どの方法についても自己責任の範囲内で行なってください。
洗浄は私も最初の頃はやっていましたが、最近ではやっていません。
洗浄しても買ったときとまったく同じにはならないのと手間がかかるので、安いベアリングを使い捨てにしています。

ベアリングの種類について。
ベアリングにはいくつかの種類があり洗浄もいくつかの方法があります。
ベアリングの種類
  • 1.蓋がCリングと呼ばれる部品で止めてある
  • 2.蓋がゴム製のタイプ
  • 3.蓋が外せないタイプ(完全には洗浄できないタイプ)

洗浄方法
1.お湯で煮詰める
2.灯油を使用して洗浄する
3.車等のブレーキクリーナーを使用する
4.音波洗浄器を使う
5.インラインスケート用洗浄グッズを使う

1.お湯で煮詰める
鍋に水をいれ、沸騰させる。
ベアリングの蓋を外し鍋に入れる。
途中かき混ぜて10分程煮る。
火を止めてザルにあけて水気をきる。
低温オーブンで焼く。
油、グリスをさす。

※冗談のようですが本当の話です。
エディ・マツガー氏のDVDで紹介されています。

2.灯油を使用して洗浄する
容器を用意しそこに蓋を外したベアリングと灯油を入れて蓋をする
振る、振る、振る…
新聞紙やティッシュなどで灯油をふき取る。
油、グリスをさす。
使用後の灯油はガソリンスタンドで処理してくれるよう頼みましょう。

3.ブレーキクリーナー(スプレータイプ)を使用する
蓋を外したベアリングを新聞紙やティッシュなどの上に置く。
上からブレーキクリーナーを吹く
新聞紙やティッシュなどでふく
油、グリスをさす

4.音波洗浄器を使う
もっていないので、試すことすらできません。
くれぐれも灯油は使わないように…とのこと。

5.インラインスケート用洗浄グッズを使う
インライン用に販売されている洗浄セット。
説明書を読んで使ってください。
基本的なやり方は灯油の時と変わりません。

参考サイト
成原万能工学研究所
↓本人の了承を得て直リンクです↓
ベアリングメンテ

通常のメンテナンス

滑走前のチェック

滑走前には毎回ウィールシャフト&ネジの緩み、フレーム取り付けネジの緩みなどをチェックしましょう。 滑走中のネジの脱落などの事故を防げます。

インラインスケートのメンテナンス

インラインスケートのメンテナンス(お手入れ)をしてみましょう。
通常はここで紹介する通常のメンテナンスをするだけでOKです。
メンテナンスの頻度は、滑っている環境で変わります。
なるべく頻繁におこなうといつでも同じ状況で滑る事ができるようになりますのでオススメです。
特に夏場の屋外では路面の温度が高くウィールの減りが早いので毎回やっても良いぐらいです。

通常のメンテナンス

インラインスケートメンテナンス写真
ウィールを外してベアリングの表面の砂やホコリを拭き、ウィールローテーションをします。

場所作り

これは必須ではないですが、意外に汚れますのでダンボールやレジャーシートなどを敷くと良いです。

インラインスケートメンテナンス写真
今回はいらないダンボールを使ってみました。

ウィールを外す

インラインブーツのシャフトを外しフレームからウィール(タイヤ)を外します。

インラインスケートメンテナンス写真

インラインスケートメンテナンス写真
このシャフトを外します。

インラインスケートメンテナンス写真
六角レンチを使ってネジ(シャフト)を外します。

インラインスケートメンテナンス写真
両方に六角穴が空いているインラインスケートの場合はこのように両方から六角レンチを差し込みネジを緩めます。
写真のインラインスケートはフレームを外して歩行が可能なHYPNO社のブーツです。
ジュニア用のブーツや初心者用のブーツなどはこのタイプが多いです。

インラインスケートメンテナンス写真
ネジとシャフトが外れます。

インラインスケートメンテナンス写真
フレームスペーサと呼ばれる部品が外れる場合があります。
無くさないように注意してください。

インラインスケートメンテナンス写真
シャフトを抜くとウィールが外れます

インラインスケートメンテナンス写真
ウィールです。インラインスケートのタイヤの事です。

インラインスケートメンテナンス写真
同じように全部外します。外したウィールは並べておくと良いです。

インラインスケートメンテナンス写真
左右両方の靴からウィールを外します。
この時に右側に右ブーツ、左側に左ブーツ、自分の向う側からつま先、というように並べておくと判り易いです。

清掃

インラインスケートメンテナンス写真
外したウィールの中央の金属がベアリング。ここに砂やホコリが付いているので乾いたティッシュで軽くふき取ります。

インラインスケートメンテナンス写真
フレームの内側も砂やホコリで汚れているのでついでに拭きます。ここは濡れティッシュがあると便利。

インラインスケートメンテナンス写真
濡れティッシュはベアリングには使わないでください。ベアリングが錆びて動きが悪くなります。

ウィールローテーション

ノギスは100円均一でも売っているものなので用意した方が確実です。
ちゃんとしたものはホームセンターに売っています。
もちろんネット通販でも買えます。

ノギスがある場合

インラインスケートメンテナンス写真
可能であればノギスで直径を測ります。デジタルノギスだと1目で大きさが判別できるので便利です。

インラインスケートメンテナンス写真
サイズをウィールの滑走面に記入します。滑れば削れて消えますが小さく書いた方がかっこいいですよ。
74.12mmならば4.1と書きます。細かい数字は気にしなくてOK。大体でいいのです。
70mmか80mmかは書かなくても大きさで判別できますが最初の内は書いた方が安心かも。

インラインスケートメンテナンス写真
大きさ順に並べます。

インラインスケートメンテナンス写真
自分のセッティング通りに並べます。

インラインスケートメンテナンス写真
外した時と逆の手順で組み立てて終了です。

ノギスが無い場合

インラインスケートメンテナンス写真
見た目で自分のセッティング通りに並べます。

インラインスケートメンテナンス写真
外した時と逆の手順で組み立てて終了です。
初めは表側に模様が来ていますが初めてのローテーション後はその逆の内側に模様が来ます。

セッティング&ローテーションについては次のページで詳しく説明します。