01.フォワードパラレル・中級

フォワードパラレルをレベルアップしよう。

まずはステップ2まで練習しよう。
ステップ3から先は極めたい人だけでOK。

ステップ1

まずは自分の滑りをチェックしよう。
グラグラしてませんか?
後ろに仰け反ってませんか?
両腕が両方一緒に動いていませんか?

上記の状態にならないように何回もパイロンに入って練習しよう。

ステップ2

足首、膝を曲げ、とにかく腰の位置を下げよう。
これはスイズルの動きを意識すると良い。
外足の動きがスイズルの感じだ。
両足を揃えることよりも加速することに重点を置こう。
のちに足を揃えるようにすると良い。
腰を低くするのと上半身を折るのは違うので注意しよう。
視点が下がると腰が低くなっているように本人は錯覚してしまうがそうではない。
腰を真下に下げるようにしよう。
エッジ操作は最初はアウトでスピードがつくとインと覚えよう。
まずはアウトだけでOK。

ステップ3

ある一定のスピードがついてくると左右に漕ぐ動作が間に合わなくなる。
ここでインエッジで漕ぐように切り替えていくと良い。
動作が間に合わないままだと減速してしまう。
気をつけよう。
インエッジでの漕ぎ(加速)はワンフットのインエッジの使いかたを参考にしよう。
ある一定のスピードとは助走も含めたスピードでかなり早い速度だ。
これが出せる人はかなりのタイムが期待出来るだろう。

ステップ4

アウトとインを制したらライン取りにも気を使おう。
スピードに乗った状態ならば加速よりも減速をしないように気をつけるのが良い。
スピードに乗ったらパイロンの間をいかに減速しないで滑りぬけるかを考えるとより早いスピードで抜けていける。

02.フォワードクロス・中級

フォワードクロスをレベルアップしよう。

ステップ4までマスターすると上級。
ステップ2がかなり難しい。
腰を落とすのは結局ステップ3、4をマスターしないとマスターにはならない。
ステップ3をしっかりと練習しよう。

ステップ1

前に出ている足側の肩を少し前に出そう。
注意点は基礎スラローム・フォワードスネークの項を参照。

ステップ2

腰を下げよう。
視点ではなく腰を下げるようにしよう。
腰を曲げる(オジギのような姿勢)と視点が下がり腰を低くしたように本人は感じるがそうではない。
腰の位置を低く下げるように、上半身をそのまま真下に下げるようにしよう。
膝、足首を曲げて上から見たときに膝でつま先のウィールが完全に隠れるようにしよう。

ステップ3

クロスステップをレベルアップさせよう。

写真は後日掲載予定

レベル0基本の形(詳細はここ
1.足を平行に軽く開く。
2.右足を左足の前を通して左足の左側へ移動。
3.左足を右足の後ろ側から右足の左側へ移動。
これを繰り返す。

写真は後日掲載予定

これがレベル1
1.足を平行に軽く開く。
2.右足を左足の前を通して左足の左側へ移動。
3.腰を落とす。
4.腰を上げる。
5.左足を右足の後ろ側から右足の左側へ移動。
これを繰り返す。

写真は後日掲載予定

そしてレベル2
1.足を平行に軽く開く。
2.右足を左足の前を通して左足の左側へ移動。
3.腰を落とす。
4.腰を落としたまま左足を右足の後ろ側から右足の左側へ移動。
これを繰り返す。

ステップ4

初級者のクロスはクロスした状態の両足の形が大文字のX
上級者のクロスはクロスした状態の両足の形が小文字のxになる。
また滑っている軌跡も同じく、、、
初級者のクロスは大文字のX
上級者のクロスは小文字のxになる。
大文字のXは直線的、小文字のxは曲線という例え。
図1~2参照。(←図は後日追加予定)

膝、足首の使い方が異なる。
特に膝の可動域が大きく異なる。
マスターすると上半身が動かさなくても下半身のみでクロスが出来るようになる。

ステップ5

足を前後にしっかりと開こう。
大げさに開くぐらいで良い。

ステップ6

パイロンをまたぐ時の膝が外を向くようにしよう。
より大きなクロスが描けるようになる。
また、パイロンに入るときにしっかりと腰を低くするようにすると良い。

03.フォワードスネーク・中級

フォワードスネークをレベルアップしよう。

基本的に気をつける点はクロスもスネークも同じ。
クロスを先にレベルアップするのがオススメ。

ステップ1

腰を低くしよう。

なるべく腰が低くなるように心がけながら滑ろう。
ただし、腰から上半身を折るような形(おじぎのような形)ではなく、しゃがむ感じにする。
足はがにまた状にすると腰が落ちやすい。

お尻が後ろに突き出ないように気をつけよう。

これも同じように上半身を折るような状態になっているので、真っ直ぐに立ち、その後にしゃがむようにしよう。
それでもまだお尻を後ろに突き出すような姿勢の場合には足首を曲げてすねをタンに当てて膝を前に出すようにすると改善できはず。
わかり難い場合にはインラインスケートを履かずに姿勢をチェックしてみよう。
腰が落ちると下半身のみでスネークやクロスが綺麗に出来るようになる。

腰を落とすことを心がける

インラインスケートはウィールの付いているフレームを倒すことで先回性を増やすことが出来る。
腰を落とせば膝の位置を調整でき、多彩な動きが出来るようになる。
体重の移動やエッジ操作など出来ることが広がるようになる。

ステップ2

上半身が動かないようにしよう

腰が十分に落ちてくると上半身を使わなくてもスネークやクロスは出来るようになってくる。
右足が前に出ると自然に骨盤は右側が前になる。
同じように上半身も合わせて右側の方が前に来るようにしよう。
右側が前と言ってもショルダータックルのような感じではなく、身体の中心線から横に回す感じにする。
基本は骨盤と同じようにする。
この状態から上半身は動かさないようにする。
ただし力で動かないように止めておくのではなく上半身を振らないように心がける。
段々と腕を振らないようにして、最後には上半身が下半身で振られないようにしていく。

まずは腕を振りすぎないようしよう

先行足側の肩を反対側の肩が追い越さないようにしてみよう。
右足先行ならば、左肩が右肩よりも前にならないように注意する。
特に左から右に移動する際になりやすいので気をつけよう。

ステップ3

上半身が動かなくなってきたら、さらに腰を落としていこう。

右足先行の場合、左側から右側へ移動するさい右膝を開くように倒すようにしよう。
膝が進行方向を先行するようなイメージだ。
左側に移動するさいには右膝を左足にかぶせるイメージとなる。

スネークは見えないパイロンをクロスしたイメージ

クロスはパイロンを交差した状態で抜けるが、スネークは見えないパイロンをクロスしたイメージとなる。
この為、スネークを極める為にはクロスの上達が不可欠になるだろう。