FILA NRK ROAD[2012]

FILA NRK ROAD 2012年モデル

レポート作成日時:2012年4月6日

FILA社(正確にはFILASKATES)のNRK ROADは2010年から継続販売となります。

 

カーボン素材のシェル


Basalt fiber(玄武岩繊維)を使用している。従来のカーボンファイバー同様、軽く、高剛性なソールを形成しパフォーマンス、安定性と耐久性を実現。

 

サイドバンパー

よくこする部分なのでここが別パーツでプラ製なのはありがたい

 

ラチェットバックル

微調整がしやすく、しっかりと締めることもできるのが特徴のラチェットバックルをスネ部分に使用

 

フレーム


フレーム長243mmアルミフレーム

FILAの特許である低重心化フレーム。 通常のフレームではウィールがフレームよりも上部にはみ出すことはない。本体部分の形状を工夫することで可能になった。 低重心化によるメリットは、安定性、操作性の向上。

 

カント調整機能

足首の角度を前後左右に変えられるカント調整機能も完備。
カフボタン(カフを取り付ける部品)を回転させて取り付けることで調整できる。

 

ウィール

HYPER CONCRETE 80mm/84aを標準装備。
このウィールは4輪で5500円するので一足分で11000円分となり、かなりお買い得なブーツとも言えます。

 

スネ部分バックル

締めると外しにくい仕様。
滑っている時に干渉しても外れないようにしただけでなく、外す時には外しやすいように爪引っ掛かり部分は少し反っています。

 

インソール

ちょっと変わった形状で足型を選びそう。
インソールを変えると感じがかなり変わりよりよくなった。

ドクロマーク

隠れオシャレ的なドクロマークが!!

 

付属品

・ヒールブレーキ

・ヒールブレーキ用片ネジシャフト

・ヒールブレーキ用両ネジシャフト

・ヒールブレーキ用ネジ×3本

・六角レンチ、プラスドライバー付き六角レンチ

・ステッカー

・説明書

※写真はヒールブレーキのブレーキゴムを外した状態。

 

 

滑走感について

・ブーツが軽い感じ

・足首が前後に柔らかい

・標準仕様でも滑り易い(最初から良いウィールが付属している)

・滑った感じは少し硬い感じがする(ウィールの特性かも)

・足型は少し細めな感じ

・インソールは変更したい

・ヒールブレーキ標準装備

・ヒールブレーキは六角レンチがあれば装着・脱着は楽

 


新旧で比較

細かい部分がマイナーチェンジされていますので2010年モデルとの比較をレビューします。

FILA NRK ROAD[2010]

 

・ウィール、ベアリングは変更無し


ウィール:HYPER CONCRETE 80mm/84a
ベアリング:ABEC7

 

・カフ


艶ありから艶無しへ。

 


カフ部分のバックルが受け口も含めて変更されています。

FILAマーク

2010年モデル:印刷(左上)
2012年モデル:凹凸表現(右下)

さらにバックルつまみ部分が反っていることでバックルを緩めるのが楽になりました。

 

バックル受け口:固定足が長くカフ割れ対策になています。バックルの入りもさらに良くなりました。

 

・フレーム

シャフト


FILA独自の低重心フレームは健在。
シャフトのネジ山の飛び出しが1mmほど増えてました。

 


六角穴が深くなりなめにくくなりました。(2012年モデル)

 


六角穴が浅い旧シャフト(2010年モデル)

 


フレームの片締めシャフトの向きを変更。
2010年モデル:左右共に内側から外側に向かって差し込む形。
2012年モデル:左右共に右側から差し込む形に変更。左右の違いは印刷のみ。製造上の簡易可ですね。

 

・ヒールブレーキ


2010年:ヒールブレーキは本体に装着済み
2012年:ヒールブレーキは付属品として封入

付属工具は2種類。
六角レンチとプラスドライバー付き六角レンチ。

 


ヒールブレーキに変更はありません。

【ブーツ説明書】FILA NRK ROADのヒールブレーキの装着方法

 

・全体比較


2012年:左(サイズは24.5cm)、2010年:右(サイズは24cm)

 

おそらく、という話になりますがアウターは、24.5cmは25cmと共用と思われます。
24cmと比べるとブーツ自体が1cm以上大きく感じます。
前後だけでなく、高さまで1cmほど高くなっています。

 

 


 

SEBA SKATEJAPAN FR-HIGH用 カスタムカフセット

SEBA SKATEJAPAN FR-HIGH カスタムカフセット

FR-HIGHカスタムパーツ写真1
FR-HIGHカスタムパーツ写真2

SEBA SKATEJAPAN FR-HIGH用のカスタムセット。
写真のREDセット、BLACKセットの他にWHITEセットの3色がある。
3色ともカラーリング以外同じ。
カフの材質が標準付属のカフよりも硬い。
手元に届いたセットには説明書がなく写真のようにBLACKはラチェットバックルのギザギザ部分が組み立ててあった。
標準状態はどちらか不明。どちらにしても組み立て必須なので問題ない。
また見本は標準状態のFRで手元にあるはずなので片方づつ組み立てていけば迷った時に反対側を見ることができるので安心。
1セットで左右分揃っているので右と左を間違わないように。

セット内容

1.カフ
2.ラチェットバックル(5パーツ構成)
3.サイドバンパー(留めネジ、裏金部品付き)
4.シューレース

感想:

待ちに待ったカスタムパーツの登場。
カラーリング変更だけでなくカフ部分については材質変更までされている。
なお、バックルはFR本体に付属しているものを使う。
ネジも基本的にはFR本体に付属しているものを使うがサイドパッド部分のみネジと裏留め金部品がセットに付属する。

元から存在するFRのカラーリングはWHITE、BLUE、ORANGEがあるのでこれにカスタムカフセットを加えるとかなりのカラーバリエーションになりそうだ。

今回は試しにいくつかのパターンを撮影してみた。
ここで撮影したカラーリングはオススメのカラーリングというわけではない。
パーツ交換時になんとなく撮影したもの。今度バリエーション増やしてみようと思うが。。。
このように自分の好みに組み合わせる楽しみがあるのもちょっと嬉しい。

FR-HIGHカスタムパーツ写真3
FR-HIGHカスタムパーツ写真4

REDセットを08FRに装着。
黒&赤は人気の組み合わせ。

BLACKセットを08FRに装着。
実はグレーっぽい。同色ではないのがいい。

FR-HIGHカスタムパーツ写真5
FR-HIGHカスタムパーツ写真6

バックル受け部はこのように組み立てる。
08モデルは問題ないが07モデルは少しきつい。
基本は08モデル用のようだ。その他の部分は何も変わりがないようだ。

ラチェットバックルのギザギザ部分?上を下のように組み合わせる。元にあるFRをようく見て組み立てよう。ネジの取り付け部もラチェットバックル自体も左右あるので片足づつ交換するようにすると見本があるので交換が楽。

FR-HIGHカスタムパーツ写真7
FR-HIGHカスタムパーツ写真8

本体       :08FR
カフ        :RED
ラチェットバックル :08FR
サイドパッド    :08FR
シューレース    :08FR

本体       :08FR
カフ        :RED
ラチェットバックル :08FR
サイドパッド    :08FR
シューレース    :BLACK

FR-HIGHカスタムパーツ写真9
FR-HIGHカスタムパーツ写真10

本体       :08FR
カフ        :RED
ラチェットバックル :08FR
サイドパッド    :BLACK
シューレース    :BLACK

本体       :08FR
カフ        :RED
ラチェットバックル :08FR
サイドパッド    :RED
シューレース    :BLACK

FR-HIGHカスタムパーツ写真11
FR-HIGHカスタムパーツ写真12

本体       :08FR
カフ        :RED
ラチェットバックル :BLACK
サイドパッド    :RED
シューレース    :BLACK

本体       :08FR
カフ        :RED
ラチェットバックル :BLACK
サイドパッド    :RED
シューレース    :RED

FR-HIGHカスタムパーツ写真13

BALCKとREDを並べてみた。

FILA NRK ROAD[2010]

FILA NRK ROAD

FILA NRK ROAD写真1

SPEC

2010年発売
定価:45,150円
インナー:
フレーム:アルミ6000番243mm
ウィール:HYPER CONCRETE 80mm/84a
ベアリング:ABEC7
備考
・ヒールブレーキ付属

公式サイトより抜粋

FILAが2010シーズンから満を持して投入してきたフリー&スラロームモデル。

ソールに新採用バサルトファイバー、足首部分にはハードシェルを採用したことで、別次元の剛性を得ている。 この剛性からくる安心感はぜひ体感して頂きたい。
フレーム長は243mmでフリースタイル&トリックスラロームには最適の仕様となっている。

 

特徴

1.カーボン素材使用
2.FILA独自の特許であるフレームの低重心化
3.80mmウィール装着での最短フレーム243mmアルミフレームを標準装着
4.HYPER CONCRETEウィールを標準装備
5.カフ部分の取り付けボルトによるカント調整機構
6.破損しやすい外側にバンパー装着

1.カーボン素材使用

Basalt fiber(玄武岩繊維)を使用している。従来のカーボンファイバー同様、軽く、高剛性なソールを形成しパフォーマンス、安定性と耐久性を実現。

FILA NRK ROAD写真2

 

2.FILA独自の特許であるフレームの低重心化

FILA NRK ROAD写真3

真横から見たNRK ROADのフレーム

 

FILA NRK ROAD写真4
一枚前の写真の奥にFRフレーム(手元にあったフレーム)を並べてみると低さが判る。

 

FILA NRK ROAD写真5

FILAの特許である低重心化。 通常のフレームではウィールがフレームよりも上部にはみ出すことはない。本体部分の形状を工夫することで可能になった。 低重心化によるメリットは、安定性、操作性の向上。

 

3.80mmウィール装着での最短フレーム243mmアルミフレームを標準装着

FILA NRK ROAD写真6

80mmを4つ装着すると各ウィールの隙間は1mm!!
これよりも短いフレームでは80mm装着は無理だろう。
フレームの乗り味は普通よりかなり良い感じ。標準装着フレームでは上位の性能だろう。

 

4.HYPER CONCRETEウィールを標準装備

FILA NRK ROAD写真7

4輪で6,000円はしてしまうウィールを標準装着。8輪だと・・・
しかも市販されていないリミテッドカラー(限定色)。
耐久性が高く削れにくいのでもちが良い。グリップ性に優れ、精度も高くよく回る。

 

5.カフ部分の取り付けボルトによるカント調整機構

FILA NRK ROAD写真8

カフをとめているカフボルトの上下左右を入れ替えることによりカフ部分の傾きを変更可能。
個々の足型に合わせてカント調整が可能。

 

6.破損しやすい外側にバンパー装着

FILA NRK ROAD写真9

両足外側には交換可能なバンパーを装着。 破損しても交換が可能。(2011年より部品売り開始予定)

 

その他

ヒールブレーキ

FILA NRK ROAD写真10 FILA NRK ROAD写真10

ヒールブレーキ標準装備。六角レンチがあれば装着・脱着は簡単。
短いシャフトは必要ないので必要時には気軽に装着できるのがうれしいポイント。

 

カフ裏

FILA NRK ROAD写真11

カフをとめているカフボルトの上下左右を入れ替えることによりカフ部分の傾きを変更可能。
個々の足型に合わせてカント調整が可能。

 

バックル

FILA NRK ROAD写真12 FILA NRK ROAD写真13

スネ部分のバックルは締めると外しにくい仕様。
滑っている時に干渉しても外れないようにした様子。
足首部バックルはラチェット仕様なので締め易い。

 

インソール(中敷)

ちょっと変わった形状かも。
足型を選びそう。
インソールを変えると感じがかなり変わった。
特につま先側が厚くかかとが狭く感じました。
足型が合わない人はインソールを交換するだけでフィットする可能性大。
インナーはFRと比べると少し薄い感じがした。
足の甲部分の横幅はFRと比べると細い感じ。

 

感想:

まず履いてみるとブーツが軽い感じがする。
足首が前後に柔らかい。左右はホールドしてくれるので安心。
標準仕様なのにウィールが良いからかよく滑る。
ウィールの特性からか少し硬い乗り味。
全体的な感想としてFR-HIGHもいいけどこっちも面白い感触。
足型は少し細めな感じ。インソールは変更したい。ウィールは最強。ベアリングも文句ない。

FILA NRK ROAD写真01

 

その後のレビュー

その後の特徴レビューブログ・その1

その後の特徴レビューブログ・その2

 


 

HYPNO AVENUE

Hypno Avenue

Hypno Avenue写真1

2011年発売
定価:23,100円
フレーム:ナイロンコンポジット238mm
※フレームはサイズによって異なります。
23~25cmはSサイズ238mm
25cm~はLサイズ275mm(未確認)
ウィール:76mm/78a (最大76mmまで)
ベアリング:ABEC5
備考
・フレーム脱着式
・上靴で歩行可能
・ヒールブレーキ付属(短いシャフトも付属)

特徴

脱着式インラインスケートの老舗HYPNOより5年ぶりの新製品。
前モデルでは白が基調だったが今回は落ち着いた黒がベース。
フレームも落ち着いた黒を採用。
さらにチェック柄もいい感じ。
細かい部分ではあるがシューレース(ヒモ靴)のリングも通常のものになっていてGOOD!

フレームが外せるのが最大の特徴

HYPNOはなんと言っても着脱式のフレームが特徴的。
本当にフレーム部分だけが外せる。
荷物が少ないのがうれしいし、慣れると滑走→歩行が滑りながらから出来ちゃう代物。
お茶しに散歩、買い物に、電車と組み合わせて、とインラインスケートが身近に感じることができる。
ただし、歩道上とは言えパーク以外での滑走には気をつけなくっちゃいけないことがあるので
ちゃんとヒールブレーキを練習してからにしましょう。

長時間の歩行時にはベルトを少しゆるめると楽になる。
ヒモを足首までにしてしまうのも良いかも知れない。
スネのベルトを緩めるとさらに歩行しやすくなるし、締めれば滑走も安定しそうだ。

ちょい乗りやCRに

スラローム用にはあまり向かない。不可能ではない。
アグレッシブは不可能。
CRやちょい乗りにオススメ。
セカンドブーツにぜひ一足は持っておきたい一品である。

Hypno Avenue写真2 外側

Hypno Avenue写真3 内側

Hypno Avenue写真4 前から

Hypno Avenue写真5 前から2

Hypno Avenue写真6 靴底

お茶をしに散歩がてらに滑ってみる

たまには夫婦でインラインスケートでお散歩。
目的地は近所のカフェ。
歩くと遠い、車じゃ味気ない、自転車じゃつまらない行程です。

Hypno Avenue写真7
マンション内は歩いて移動

Hypno Avenue写真8
外に出たら装着

Hypno Avenue写真15
女の子にも人気でそうなデザイン

Hypno Avenue写真16
いつもは気づかない街の様子が風流ですよ

Hypno Avenue写真9
のんびり散歩

Hypno Avenue写真10
お店に着いたら外して

Hypno Avenue写真11 外したフレーム(ちゃんと持って行くよ)

Hypno Avenue写真12 お茶♪そしておやつ♪

Hypno Avenue写真12
また装着して帰ります

Hypno Avenue写真13
帰りも滑走。こんな所もあったのね、と発見色々。

POWERSLIDE PhuzionD2 B&W

POWERSLIDE PhuzionD2 B&W

PhuzionD2 B&W写真1

2008年発売
定価:29,400円
インナー: シューズになる
フレーム: アルミ
ウィール:80,80,80,80
ベアリング:ABEC5
備考
・ヒールブレーキ付属

感想:

インナーブーツがそのまま靴になっているブーツ。
ブレード・アンド・ウォークの名前の通り、スケートと歩きが同時に味わえる。
フレーム部を外せばそのまま歩行が可能なのでスケートで移動してお店に入る時には歩行する、というのが楽に出来る。
現在(2010年)購入可能な『歩行&滑走』が出来るブーツとしてHYPNO社のブーツもあるがそれと比べると、
歩行し易く滑走し易い。ただし歩行時の荷物がかさばる。
フレーム装着の時間はHYPNOに負ける。

写真のものはレディースモデル。
サイズが24.5cm以下はレディースモデルとして写真のようなカラーリングとなる。
性能上の違いはないのでカラーリング違いと思ってよい。
25cm以上のサイズではブラックカラーとなる。

標準装着されているフレームはアルミ製だがアルミなのにプラスチックじゃないかってぐらいの性能。
出来れば余っているアルミフレームに変更したい。
フレームを交換するだけでかなりの性能アップが見込める。
滑りが軽くなるので疲れ方が大分違った。

歩行時はブーツ本体は荷物となるがコンパクトに折りたたみが出来るのがありがたい。
カラビナや肩掛けかばんようのヒモなどを使用すると持ち運びがさらに便利になるのでオススメ。
歩行に問題はない。

我が家では近所の散歩、買い物、お茶しに行くのに使用中。
運転も問題なく可能。

PhuzionD2 B&W写真2
PhuzionD2 B&W写真3

フレームはアルミだが性能はエントリーモデルクラス

インナーは靴になっている。

PhuzionD2 B&W写真4
PhuzionD2 B&W写真5

インラインスケート本体。インナーである靴をスネ部分のパーツでベルト締めで固定する。

スネ部分のパーツを閉じた状態。

PhuzionD2 B&W写真6
PhuzionD2 B&W写真7

コンパクトにまとめることが可能。カラビナなどでくくれば持ち運びも楽。

キーホルダーが付属。

PhuzionD2 B&W写真8

FR-HIGH08のフレームを装着してみた。

SEBA SKATEJAPAN FR-HIGH08

UniverSkateJapan FR-HIGH08

FR-HIGH08写真1

2008年発売
定価:39,000円
インナー:Dry2lex製サーモフィット
フレーム:アルミ243mm
ウィール:80,80,80,80
ベアリング:Twincam製 ILQ9 Pro
備考
・保護サイドパッド付
・カフボタンによるカント調整可能
・フレーム取付け穴7箇所変更可能
・ヒールブレーキ未対応
・HDS(ヒールダンピングシステム):ダブルHDS

カタログより抜粋:

感想:

FR-HIGHの2008年モデル。フリースケートタイプに分類される。2007年モデル(以降07モデル)のマイナーチェンジにあたり、バックル一式や、インナーなどが新規になった。 特にインナーの変更により07モデルで一番気になると言われたアウターとインナーの大きさの差が無くなった。

滑走感自体も07モデルより進化している。その理由のほとんどがやはりインナーの変更によるものであると考えられる。 07モデルよりも足首が曲げやすく滑りに幅が出る感じがした。07モデル使用者ならば08モデルへの履き替えは意味があるのではないかと思われる。 とは言えそれほど安価なブーツではないのが困ったものである。インナーだけでも別売りしているので変更する価値あり。

基本的には昨年モデルの進化版なので243mmという短めなフレームからくる旋回性の高さや、ILQ9ベアリングや80mmウィールを使用しているので走破性も高い。 アルミフレームも十分な剛性を持っているのでフィットネスモデルとの価格差以上の性能があると言える。さらなる性能が欲しくなれば上位フレームも用意してあるので変更するのも良いだろう。 カフボタンの取り付け角度によりブーツでのカント調整、足に対してフレーム位置をずらす、フレーム取り付け穴を変える、シューレース(靴紐)を途中まで締めるORインナー上部まで締める、等様々な調整が出来るのもFR-HIGHの特徴の一つだ。 自分に合わせて調整可能なので色々と試してみてもよい。もちろん標準仕様でも問題なければ調整する必要もないのだが

モデル名のFRはフリーライドの略で自由に滑走する意味を持つ通り万能型である。問題点を挙げるとすればフィットネスモデルよりも高価であり、フレームをヒールブレーキ装着可能フレームに交換しない限りヒールブレーキが付かないことだろう。

07モデルからの変更点

外観

外観での昨年モデルとの差はインナーとラチェットバックルのカラーリングぐらいに見える。バックルやバックル受け金具も変わっているのだが見た目の変化は感じない。

インナー

今回のマイナーチェンジで一番大きく変わった点がこのインナーだ。足を通すだけでその違いを実感できる。全体的にフィット感が上がっているのだが特にアキレス腱あたりの部分のクッションが気持ちよい。足首も曲げやすく進化している。インナーに付いているワッカ(ストラップ?)も地味に変更されている。縦から横に変わり持ちやすくなった感じだ。

アウター

バックルとバックル受け金具、そしてその装備位置が変更になった。また小さな変更点ではあるがカフボタンの受けも変わった。この部分が薄く丸くなったことでインナーを傷つけ難くなったのも微妙に嬉しい。

バックル

スネ部分に装着されているバックルが変更になった。詳しい形は写真を参照のこと。07モデルではバックルを差し込む時に外側に出てしまう、もしくは出すことが出来たのだが今回はバックル受けを変更し、さらに取り付け位置も内側に変更したことにより完全に固定になった。07モデルではバックルを締める際にバックル受け部がバックルよりも少し狭く感じ、少しきつかったのだが08モデルはすんなり入るようになった。バックル受け部の形状、装着位置、インナーの改善によりカフ自体の剛性が少し気にかかる。07モデルよりも足首が曲げやすく滑りやすくなった反面、かかる負荷が集中する可能性がある。気になる人はカスタムパーツの方が少し硬いカフらしいので変更することでさらなるパワーアップが期待できそうだ。
カスタムパーツは手に入り次第レポートしたいと思う。

HDS(ヒールダンピングシステム):ダブルHDS

インナー下部に付くプレート。07モデルでは硬さの違うプレートが4種付属していたが08モデルでは1種類のみ。そのかわり高さをアジャストできるように二枚重ね用のプレートが本体についているものとは別に付属する。

インソール

中敷。07モデルよりも凝っている。力が加わりやすい箇所に材質違いのパーツを張り合わせているようだ。ヘビーユーザーはインソールは変えているのであまり効果を感じないかもしれないが私は07モデルでは標準インソールを使用していたので08モデルとの違いを感じる。かかと&つま先部分の重ね合わせはいい感じに機能している。しかし、足首を曲げやすくなりインナーが進化した結果インソールは多少物足りなさを感じた。せっかくならば自分の足にあったものを用意したいものだ。

FR-HIGH08写真2
FR-HIGH08写真3

左が08モデル。右は07モデル。パッと見ではバックルの色とインナーだけの変更に思えるが・・・

インソールの比較。左が08モデル、右が07モデル。08はインソールが分厚い。まったくの別物。

FR-HIGH08写真4
FR-HIGH08写真5

07モデルのバックル受け部を裏から見た写真。

08モデルのバックル受け部を裏から見た写真。パーツが全く違う。外側に出ることがなくなった。

FR-HIGH08写真6
FR-HIGH08写真7

07モデルのバックル受け部を表から見た写真。見づらいがバックル受け部後ろの隙間に注目。

08モデルのバックル受け部を表から見た写真。見づらいがバックル受け部後ろの隙間が少なくなった。

FR-HIGH08写真8
FR-HIGH08写真9

07モデルのカフボタン受け部の裏側。

08モデルのカフボタン受け部の裏側。四角い部品から丸い部品へと変更し若干薄くなったようだ。

FR-HIGH08写真10
FR-HIGH08写真11

インナーのカカト部分。プレートは2枚づつ付属。高さの調節ができる。

インナーのカカト部分。プレートを2枚つけてみた。

FR-HIGH08写真12
FR-HIGH08写真13

インソール。左が08モデル、右が07モデル。力が加わりやすい箇所にさらにパーツを張り合わせてある。

付属品一式。シューレース、プレート、レンチ大と小、説明書。

SEBA SKATEJAPAN FR-HIGH07

UniverSkateJapan FR-HIGH

FR-HIGH写真1

2007年発売
定価:39,000円
インナー:カスタムライン
フレーム:アルミ243mm
ウィール:80,80,80,80
ベアリング:ILQ-9
備考
・保護サイドパッド付
・カフボタンによるカント調整可能
・フレーム取付け穴7箇所変更可能
・ヒールブレーキ未対応

カタログより抜粋:

フランスのプロスラローマー”SebastienLaffargue”が開発に携わったスケートブーツです。各パーツはこだわり抜いて作られ、それらを組み上げたブーツは日本系・欧州系などのスタイルを問わず、あらゆるスラロームスタイルに最適です。今までのどんなブーツよりも的確にあなたの滑りをサポートしてくれるはずです。

2007年ついに新生SEBAモデルが登場する。従来のSEBAモデルに比べ、より高いレベルでのパフォーマンスが出きるようにさまざまな工夫がされている全くの新モデルだ。

日本販売サイズ:EU34~47

感想:

2007年より日本に上陸したインラインスケートブランドUniverSkateJapanの2タイプある内の一つ。
もう一つのSEBA-HIGHは昨年からのマイナーチェンジだったのに対して全くの新モデル。
海外ではFR1と呼ばれているモデルで日本ではFR-HIGHと呼ばれている。
その関係か箱にはFR1と明記してあるものもある。 FRはフリーライドの略。

カント調整可能カフボタン

Sebastienらしいこだわりが各所にちりばめており、最近のブーツでは無くなってしまったカフ部分でのカント調整が可能になっている。
カント調整をおこなうことで各人の脚形に合わせて左右にカフの取り付けを調整できる。
エックス脚の人や極端なO脚の人は特にカント調整をすることで操作性が上がるので試してみて欲しい。

ラチェットバックル

足首部分のラチェット式バックルは目新しいものではないがあると便利。
微調節がしやすくきつく締めるのに少ない力で締めることができる。その反面、締めつける力は普通のバックルよりもややおちる。
締め付ける力は、ベルト<<<ラチェットバックル<バックルという感じだ。
足首部分の可動域は十分ある。

シューレース

いわゆる靴紐はとても長いものが付属していてインソール上部までしっかりと締めることができる。
上部まで締めると脱ぎ履きがし難く足首部の可動の妨げになる気がするので私は使っていない。
同じように上部まで締めない人は靴紐を変えよう。靴用のもので良いが伸びないタイプのものを選ぼう。
上部まで締めるかどうかは完全に好みだ。好きなように履こう。

サイドパッド

サイドパッドはありがたい部品。滑走中にすりやすい部分なので耐久性がかなりアップする。
ただし、交換パーツは売っていないのが残念なポイントだ。

フレーム取り付け部

驚きの7箇所もの穴がある。どこにでも装着可能になっている。フレームの長穴と合わせるとかなり幅広い調整が可能だ。
取り付け部がアルミなのもポイントが高い。剛性がかなり違うだろう。SALOMONでいう強化リンクみたいなものだろう。
それよりも埋め込まれているので期待できるだろう。ただし、内側から見るとこの部分の仕上げが汚いように見えるのが残念といえば残念なポイントだ。

調整プレート

インナーのカカトにはショックアブソーバーを兼ねた調整プレートがつく。4種類もあり、色と硬さが違う。好みのものを使おう。
私は一番やわらかいものを使用中。

フレーム

フレームは6000番台のアルミを使用とのこと。6000番台のアルミと言っても様々な特質があるのだが詳細は不明である。
標準仕様のフレームとしてはさすがだなという感じ。標準でも十分な性能だがグレードアップしてみるのも良いだろう。

アウターとインナー

サイズによってなのだがアウターとインナーにズレがあるように思える。特につま先部分に空きが非常に大きく気になる。
インナーのサイズよりも大分大きめのアウターのように感じる。私の使用しているサイズは24.5cmなのだが一番ズレが大きいようで横の穴から指が一本入る。ただしハードタイプのアウターのおかげか操作性にはなんら問題はない。
もしもすごく気になるという人がいたらインナーの脚の甲部分、調度紐で締める部分のアウターとインナーの間にに布かスポンジを重ねるとフィット感がグッと高まる。

FR-HIGH写真2
FR-HIGH写真3

カフボタン。この部品でブーツでのカント調整が可能。自分の好みに合わせて調整できる

白い部品がサイドパッド。この部品のおかげで穴が開きにくくなる。換え部品があればもっと良いのだが。

FR-HIGH写真4
FR-HIGH写真5

足首部分のバックルはラチェット式。微調整がしやすい。

フレーム取り付け穴が7個づつある。フレームも左右にづらせるのでフレームでのカント調整の幅がかなり広いことになる。

FR-HIGH写真6
FR-HIGH写真7

インナーのカカト部分。ここに付属のプレートを付ける

付属のプレートは4種類。インナーのかかと部分に付ける。

FR-HIGH写真8

フレーム。材質はアルミ6000番台とのこと。材質の細かい数値は不明。長さは243mm。8mmシャフト用

SALOMON CrossmaxS-Lab2

SALOMON Crossmax S-lab2

crossmaxslab2

2006年発売
定価:39,000円
インナー 3Dカスタムフィット
フレーム アルミ237mm、247mm
ウィール 76,76,80,80
ベアリング ILQ-9Twincam
備考
・UFS対応
・FSK強化リンク付
・強化バックル
・ヒールブレーキ別売

カタログより抜粋:
アルミ製237/247EAフレーム、Hi-Loシステムと如何なる環境でも常に最速をマークするために生まれてきた究極のモデル。クロス、スラローム、スキートレーニング、トリックスラローム、全ての競技で勝利を貴方のものに!!!
インナー:3Dカスタムフィット(熱成型フォームで個々の足型にフィットすることが出来る)
フレーム:アルミハイ・ローフレーム。(26.5cm以下は237mm、27cm以上は247mm)

日本販売 サイズ:

感想:

crossmaxslab2写真2
crossmaxslab2写真3

左から、インソール、シェル(本体)、ショックアブソーバー(カカト)、ショックアブソーバー(足裏)。

黒い板はショックアブソーバー(足裏)に乗っかっているだけ。ショックアブソーバー(カカト)は二つの部品から構成されている。前年モデルに比べると赤い部分が減っている。設計変更の模様。

crossmaxslab2写真4
crossmaxslab2写真5

横から見るとこんな感じ。必要な部分のみ赤い衝撃吸収材がついている。上に乗っているプラスチックの黒い板はCrossmax3と微妙に違う。

こんな感じに収まっています。この上にインナーを入れます。インナーは洗濯できます。

crossmaxslab2写真6

インソール。Crossmax3と同じもの。これがすこぶる調子いい。馬鹿に出来ない気持ちよさ。

SALOMON Crossmax 3V-SL

SALOMON Crossmax 3V-SL

SALOMON Crossmax 3V-SL

2006年発売
定価:37,000円
インナー メモフィット
フレーム アルミ245mm
ウィール 80,80,80,80
ベアリング ILQ-9Twincam
備考
・UFS対応
・強化バックル
・前後ウィールがロッカリング可能

カタログより抜粋:
スラローマーの為に生まれてきた究極のスラロームブーツ。新型のUFSフレームと前後のアクスルシャフトのロッカリングにより、完璧なターンを実現!トリックスラロームでもスキートレーニングでも華麗にクリア出来ます。
インナー:メモフィット
フレーム:アルミ245mm

感想:
1999年にはすでにあったロッカリング機構がようやく復活。
前後のウィールが1999年発売のFT-8と同型のロッカリング用アクスルシャフトを使用することによりロッカリングが可能となったフレームが最大の特徴。
FSKシリーズでは初代Crossmaxで前輪2輪に採用されていた機構である。
当機はCrossmaxSlabの後継機というよりはブーツ本体のランクを下げその分特徴的なフレーム を装着したモデルであり、どちらかと言えばThunderAluの後継機、もしくはCrossmaxSlabと ThunderAluの中間的な存在と言える。

※ウィールは爪先側より1~4番と呼ぶ。爪先部分のウィールが1番ウィールでカカト部分のウィールは4番ウィールということになる。

インナーはメモフィットで少々物足りない感じ。
フレームにコストをかけた為かインナーはThunderAluと大差ない。
足の甲の部分に変更があるようだがあまり感じられなかった。
ブーツ上部においてはCrossmaxS-lab2の下位機種という感じ。

本体にはいくつか特徴的装備がある。
足首部分の強化バックルはCrossmaxSlabの色違いを装着している。 ベルト状のものよりもしっかりと止める事が出来る為、かかとが浮きにくくスケートの追従性が高くなる。
甲部分のベルトはFSKシリーズ初の装備である。
本体プラスチック部分以外の材質の変更になった。これにより、紐が締めにくくなった感じがある。
足の甲部分の材質が特に固くなっており、紐がCrossmaxSlabThunderAluよりも締めにくい。
その分、甲部分にベルトが新規追加された感じでベルトをしっかり締めれば問題は感じない。
ただ、ちょっと面倒が増えた感じがする。
この部分の材質がCrossmaxSlab同様ならば、甲部分のベルトがさらに生かされそうなので残念と言える。
足首部分に強化バックルが装備されているが、この部分の裏地がCrossmaxSlabに比べると薄い感じがする。
人によってはこの部分が痛くなる人も出てきそうだが、裏地になんらかの補強をすれば解決するような感じなのでそれほど大きな問題ではないだろう。(ひで爺は痛くなった)

フレームは本機の最大の特徴であるロッカリング可能な新型のフレームである。
Crossmaxシリーズではずっと同じようなフレームを採用していたが、久しぶりの新規フレームの登場だ。
これまではUFSフレームとは言ってもSKATECH製フレーム意外ではフレームロッカリングが出来なかったのだが、 それが1番4番のみでも可能となればかなりの汎用性を誇ることになるだろう。
残念ながら1番4番のみなのでウィールローテーション時の利便性は低いが、街乗りでは1番を上げて旋回性と安定性を、スピードを競いたければ前輪フラットに、スラローム時には旋回性を上げる為に1番4番ウィールを上げるといったセッティングも可能となっている。
特にトリックスラローム等のスラローム系ではSKATECH製フレームを使うか、ウィールのサイズを変えてロッカリングするかのどちらかしか無かったので、このフレームの登場で使う側が色々と選択することができるようになる。
さらにFSKシリーズではアルミフレームは初代Crossmaxフレームを除けば全てHi-Lo仕様になっておりフラットのセッティングすら選ぶことが出来なかったので、そういう意味でもようやく訪れた新規フレームの風と言う事になる。
このフレームは爪先とカカト部分のアクスルシャフトがロッカリング可能シャフトで真中二輪はCrossmax系ではお馴染みの片締めシャフトを採用している。
ロッカリング可能シャフトの上下を反転させることにより真中二輪のウィールよりも2mmほど上にあげることが可能である。
フレーム長は245mm。
これは1番(爪先部ウィール)のシャフト中心から4番(カカト部分ウィール)のシャフト中心までの距離を指す。
靴のサイズでフレームの長さが変わらないので注意が必要。
これまでのCrossmax系では25.5cm以下は237mm、26cm以上は247mmのフレームだったが、25.5cm以下のスケーターのとっては多少全長が伸びた感じなる。
しかし、ロッカリングがフレームで出来る事を考えれば、それほど問題でもないだろう。
装着ウィールは80mmを標準で採用しており、そのおかげでスピードは出し易いが安定感は少し下がる。
違和感を感じる人は76mmのウィールを装着しても良いだろう。
80mm好きにはたまらないフレームといえるが、ひで爺的にはそこまで高くすると地面から高くなる分安定感が損なわれる感じがするのであまり好きではない。ここらへんは好みの差。
安定感、加速性、スピード持続性、旋回性などは全てを兼ね備える事は出来ないのでそのバランスが重要になる。

2006年のFSKシリーズとしてはCrossmaxS-lab2Crossmax3V-SLがある。
どちらを選ぶかは人それぞれの足型によるところは大きい。
足型と言っても両ブーツは似たような感じなので最終的には金額とのバランスになるでしょう。
とは言っても、街乗りやスキートレーニングを目的にしている人は確実にCrossmaxS-lab2がオススメ。
金額差も少ないのにブーツ上部のランクが違うのだから絶対的にCrossmaxS-lab2がオススメである。
悩むのはスラローマーであろう。
今まではSKATECHしかなかったフレームロッカリング機構が標準装備なのだ。
待ちに待ったものと言えよう。
しかしブーツ上部に関して言えば格段にCrossmaxS-lab2が良い。
一度履いたらメモフィットには戻れない(戻りたくない)であろう。
ここからが予算との相談。
最高のブーツが欲しければ、CrossmaxS-lab2にSKATECHだろう。
それ向きに専用設計してあるのだから当然だと言いたいが、自画自賛になるのも感じ悪いし、そもそも現在手に入り難いので、
CrossmaxS-lab2Crossmax3V-SL別売りフレームという組み合わせをオススメする。
最後に標準状態で十分という方ならばCrossmax3V-SL
安くすませたい人なら、前年モデルなどが安くなる傾向が高いのでオススメ。
前年モデルであればCrossmaxSlabが性能も高く非常にオススメ。

最後に、体験日記はこちら
2006年新型のインライン3VSL   

crossmax3vsl写真2
crossmax3vsl写真3

左から、インソール、シェル(本体)、ショックアブソーバー(カカト)、ショックアブソーバー(足裏)、黒い板。ショックアブソーバー(カカト)は二つの部品から構成されている。

こんな感じに収まっています。この上にインナーを入れます。インナーは洗濯できます。

XSJADO DUSTIN LATIMER

XSJADO DUSTIN LATIMER

XSJADO写真1

2005年発売
定価:33,600円(フレームレスモデル)
インナー : 不明
フレーム :無し
ウィール :無し
ベアリング :無し
備考 :
・UFS対応
・インナーが靴として機能する
・普通の靴の上から装着可能

気軽に街を滑りたい。
日常の足の代わりにインラインスケートを使いたい。
そんな場合には2足目のブーツに、こんなブーツを紹介します。

その名はXSJADO(シャドー)。
実はこれ、アグレッシブ用のブーツなんです。
なのですが…UFSという規格に対応している為に同じUFS規格に対応していればフリースケートモデルのフレームも装着可能になっています。
距離が滑りにくいアグレッシブブーツでもフレームを帰れば大丈夫! ってことで、日常の足として購入してみましたので紹介します。

・特徴
最大の特徴はなんと言ってもインナーが普通の靴であること。
元々付いているインナーは靴としても機能し、普通に歩くことが可能なのです。
ちょっとスリムな靴ではありますが。。。
そして、普通の靴でもこのブーツに取り付けることが可能です。
ただし、全ての靴が装着可能と言うわけではありません。
かかとが出っ張ってない靴の方が良さそうです。

・重量
1095g(フレーム、インナー無し)

・仕様用途
本来はアグレッシブ用ですが、今回の目的は街中を気軽に移動、日常の足として使用します。
家から駅まで。駅から目的地まで。家から駐車場まで。などなど。

歩く時にはインラインをもっていかなくてはいけませんが、ポーチ用のベルト等で肩にしょったりすれば荷物も減ります。
滑る時は靴はインラインのインナーになるので手ぶらで滑走ができます。
ひで爺的には家から駐車場までの往復に使いたいと思って買いました。
CRイベントにもこいつで行こうと思ってます。

XSJADO写真2
XSJADO写真3

フレーム無しのモデルを選択。
フレーム有の場合はアグレッシブの2輪フレームが装着されています。

早速手元にあるフレームを装着。
SKATECH製フレームの76mmまでのウィールが入る250mmフレームを装着してみた。
ウィールは普段使っているものなので現在65mmほどにまで減っているものを装着。
SKATECHフレームは全輪ロッカード可能なので1番(爪先)と4番(かかと)のウィールを浮かせるロッカリング仕様にしてある。

XSJADO写真4
XSJADO写真5

購入当初は26cm仕様のセッティングになっているので
自分の靴のサイズに調整が必要です。

かかとのショック吸収材を外すとフレーム取り付けネジの受け具が見えてきます。
写真左に見えるのがショック吸収材。
普通に手で外せます。

XSJADO写真6

付属の六角レンチで小さなネジを外しカフ部分を前後に動かして調整します。
ブーツ中央にUK標記で印があるので自分の靴のサイズに合わせます。
UK→日本サイズ比較表
靴が大きい時やカカトが出っ張っている靴の場合は大きめのサイズにして調整すると良いでしょう。

その他にも足の甲部分のベルト、足首部分のラチェット式バックル、スネ部分のベルトが微調整できます。

調整が終わったら靴(インナー)を履いて本体の装着をすれば完了です。
1.靴を履いたまま本体に入れる。
2.爪先ベルトを締める。
3.足首バックル締める。
4.スネのベルトを締める。

使用感

第一日目

車⇔家、車⇔闇練場所、トリックスラロームをテスト。

実は上記のブーツ本体の調整をしていなかった為にフレームの位置に違和感がありました。
ブーツ本体の調整は説明書にやり方は絵で載っています。
インナーが装着された状態で梱包されていたのでインナーに合わせて調整は
出来ていたものと思ってましたが、実は最初は26cmの状態で調整されていますので注意が必要です。

その他は順調そのもの。
トリックスラロームも問題なくこなせました。このままこのブーツで滑ろうかな?と思っちゃうぐらいです。
その後にCrossmax3(フリースケート用ブーツ)に履き替えたら…
やっぱり専用の物の方がいい感じです。軽いし、軽快な感じ。
XSJADOではカカトの内側部分(ソール)が出っ張っている為にこの部分が滑っていると
当たるときがあるのですが、当然ながらCrossmax3には無いんですよね。
日常の足用としてはこのブーツの他にROLLERBLADEのWBSというブーツがあるのですが、
それと比べると滑走性能は段違い。ものすごく扱い易いですね。
その分、重量があり(フレーム無しで1095g)あるので持ち歩きがちょっと不便。
普通のアグレッシブモデルよりは軽いと思いますが。

脱ぎ履きに関しては、思ったよりも面倒な感じでした。
足の甲部分のベルトとスネ部分のベルトがバックルならばもっと楽にはけるのですが。。。
でも慣れれば結構快適に履けそうです。
靴を脱いでインライン履いて・・・ってよりは面倒なくてよい感じ。
靴は脱いだらそれをカバンに入れたりカバンにくくりつけたりしなくてはいけなくって、
それが無いだけでも嬉しいですよ。

今度は調整を行ってから滑ってみます。
さらにいつもの靴でも滑って見ます。
楽しみですね~