POWERSLIDE KAZE SC110
SPEC
2018年モデル
定価:円
インナー:インナー一体型
フレーム:Elite AL casted 243mm
ウィール:Powerslide Spinner110mm88A
ベアリング:Wicked ABEC9
備考
・Trinityフレーム
特徴
POWERSLIDE社の2018年モデルのインラインスケート。
Powerslide社独自規格のTrinityフレーム採用の高性能ソフトブーツ。
モデル名のSCはスーパークルーザーの略で110mmウィールを装着しているモデル。
110mmウィール装着モデルではあるが、Trinityフレームの恩恵で高さが抑えられ思ったよりも安定感が高く滑り易い。
また、110mm装着可能フレームの割には243mmと非常に短く取り回しにも優れる。
ラチェットバックルの位置を通常よりもずらしてあるので足首の自由度が高い。
サイズ
25cmを使用しました
外観
フロントフェイスはまるで普通のシューズのようです。
かっこいいし、クールで良いですね。
アウター
カタログを見る限りでは「グラスファイバー」という表記があるので「ガラス繊維強化プラスチック」製ということになるのだろう。
よくある「コンポジット」(合成材質)よりも上の素材と思われます。
サイドバンパー
サイドバンパーはこんな感じ。
交換はできないが、あるだけでも違う。
ブーツ裏側
フレームの取り付けはPOWERSLIDE社のTRINITYという独自規格です。
TAUと違い真ん中の穴は蒸れ防止にはあまり役に立ってないみたい。(貫通してないみたい)
フレームマウント(取り付け部分)がアルミじゃないのはちょっと残念。
留め具
スネ部
すね部分のバックルはメッキ仕様。
キラッ!とワンポイント!
足首部
ラチェットバックル。
最近の上位モデルはほとんどがラチェットバックルで、調整しやすいのが良い。
取付位置が変わっています。
通常品よりも足首のラチェットバックル位置が少し前にあります。
通常はここらへんです。
ラチェットバックルの位置を変えることで足首部分の左右の自由度が上がります。
その分自由に動かすことが出きますが、足の左右方向の支持力は下がりますので、スラロームなどでの使用では好みが分かれます。
足の甲
普通の靴紐の様ですが穴の位置が変わってます。
この位置に穴があるのは珍しいです。
インナー
このブーツはインナー一体型なので外せません。
一体化しているのでインナーとアウター(外側)がずれたりしません。力の逃げなどが無いので力の伝達に優れています。
インソール
インソール(中敷き)の裏と表。
よくある1枚モノです。
このままでもいいけど、替えるとさらに良くなります。
フレーム
Elite AL casted 243mm
エリートグレードのアルミニウム製、鋳造方式の243mmということになりますね。
Powerslide社独自規格のTrinityフレームです。
TrinityフレームについてはPOWERSLIDE TAU Carbonを参照してください。
特徴としては、低重心で力の伝達に優れたフレームのシステムです。
モデル名の”SC”はスーパークルーザーの略で110mm3輪仕様となります。
ヒールブレーキは別売りで取り付け可能なネジ穴が開いています。
滑走感は快適で直進安定性に優れます。
スピードもよくのり、高速滑走時の安定感は高いです。
その反面Trynityフレームの恩恵があっても高さが高いため、歩行など超低速時の安定性は低くなります。
ベアリング
Wicked ABEC9
標準装備のベアリングですが、上位のものが使われていて良く回ります。
ウィール
Powerslide Spinner110mm88A
過不足なく良い滑りです。
もっと良いウィールもありますがブーツとの性能バランスが良いです。
重量
気になったので重量を測りました
ブーツ単体:778g
フレーム&シャフト:254g
総評
滑ってみると通常では固定している部分が、フリーになっているのでとても可動域が広く、さらにPOWERSLIDEの特徴だと思われるクッションの厚さもあって、とても優しい感じのブーツに感じます。
TAUがガチガチのハードブーツならばKAZEはソフトブーツと呼べるでしょう。
まさしく風のように自由なブーツという表現が当てはまると思います。
これは気持ちいい。
そういえば、TAUに比べると履いた時のカカトの位置が少し高い(5mmぐらい?)と感じました。
※TAUとは、POWERSLIDE TAU Carbonのこと