POWERSLIDE DOOP TRINITY SWIFT110

POWERSLIDE DOOP TRINITY SWIFT110

レポート作成日時:2018年5月31日

 

SPEC

2018年モデル
定価:円
インナー:ありません
フレーム:Trinity Elite AL casted 243mm
ウィール:Powerslide Infinity 110mm86A glow in the dark PU
ベアリング:Wicked ABEC9 Chrome steel
備考
・Trinityフレーム
・ヒールブレーキ付き
・一般の靴のままインラインスケートを装着する
・サイズ調整機能付き

 

特徴

POWERSLIDE社の2018年モデルのインラインスケート。

POWERSLIDE社のインラインスケートの2018年新製品です。。
DOOPシリーズは2017年から全種TRINITYフレームに変更になりました。

DOOPシリーズの特徴は、、、
・大人用なのにサイズ調整ができる
・靴の上から装着できる

 

サイズ

サイズ展開はこんな感じ。
SとMが存在するようです。

 

外観

インナー部分がない上に、装着し易いようにアウターシェル(外骨格)の上面が無いので独特な風貌です。

 

ストラップが普通とちょっと違いますね

 

アウター

 

カフ

これはビックリ!
LEDライト付き。

 

ブーツ裏側

フレームの取り付けはPOWERSLIDE社のTRINITYという独自規格です。

 

留め具

スネ部

よくある普通のバックルです。
LEDライトが装着されています。

 

足首部

ラチェットバックル

 

足の甲

この部分もラチェットバックルです。

 

インナー

一般の靴がそのままインナーになります。
靴を履いたままで装着します。

足首部オープン

 

フレーム

Elite Casted Trinity3×110mm Aluminium
フレームはKAZE SC110と同じもの。
直径110mmのウィールが3輪ついています。

 

ヒールブレーキ

KAZEと同じフレームがついていますが、DOOPはヒールブレーキがさらに付属してます。

上にかぶせてネジで装着するタイプ。

ベアリング

Wicked ABEC9です

 

ウィール

ウィールは蓄光素材のInfinity110mm85A
明るい時に光を吸収して暗くなるとぼんやりと光るのです。

 

サイズ調整

サイズ調整はフレーム取り付けネジのカカト側を外して、、、

 

こんな感じに足首から上をスライドする感じ。

 

ネジ穴が4つあるので4段階かな?

 

 

総評

XSJADOの最初の頃のブーツも持ってますがそれと比べると、向こうはアグレッシブモデルでこっちはフィットネスモデルって感じです。

さすがに110mmの3輪という今流行りのセッティングで走破力もスピードも出しやすく滑りやすいです。
加えて、自分の靴で履けるのでフィッティングもよく、履いた時には”それまで履いていた靴を持たなくて良い”というのは結構身軽で心地良いです。
しかも、滑走性能はXSJADO譲りのアグレッシブだってこなしちゃうぐらい高い性能と剛性。
XSJADOの初期ブーツのレビュー書きました
当時のものと比べるとカフが曲がるのが良いのか悪いのか変わりましたがTrinityフレームの低重心で扱い易さが加わり面白いブーツになったのは間違いないですね。

LEDライトや蓄光ウィールはオマケ的ですが、夕方や夜の滑走を考えるとありです。
冬は夕方も暗いですから今から楽しみです。

 


写真集

 

 

 


 

FILA KATES HOUDINI EVO

FILA KATES HOUDINI EVO

レポート作成日時:2019年5月24日

 

SPEC

2019年モデル
定価:30,000円(税込み)
インナー:取り外し可能
フレーム:6000番アルミ265mm(4輪⇔3輪仕様)
ウィール:84mm/85A
ベアリング:ABEC7
備考
・ヒールブレーキ付き
・フレーム交換無しにウィールを4輪でも3輪でも取り付け可能

 

特徴

FILASKATE社の2019年新製品です。

HOUDINI(フーディニ)と読む。
昨年もあったHOUDINIの上級グレードです。
そうは言っても価格はそこまで高いわけではなく、定価で3万円だったので販売価格はどうなのかな?
この価格帯で4輪84mmと3輪100mmが付け替えでき、その滑走性能が良いのは面白いと思う。

 

サイズ

24cmを使用しました

 

外観

 

まずは外観。
FILAのNRK系統のハードブーツですね。

 

付属品

ブレーキを外した後用のショートシャフトと工具2本。
ただのレンチじゃないのは好印象。

 

アウター

ショックアブソーバー(衝撃吸収部品)付き

 

インナーを外した状態の内部のショックアブソーバー(白い弾力性のあるゴム)

 

サイドバンパー

サイドバンパーはこんな感じ。
サイドバンパーは付いているけど交換は不能。
この価格帯ならあるだけまし。

 

ブーツ裏側

本体のフレーム取り付け部はアルミ
これは嬉しい。
そしてフレームは低重心になるようにブーツ側に大きな凹みがあります。
FILAの特許で何かあったはず。忘れたけど。

 

留め具

スネ部

バックル式

 

足首部

足首もスネと同じバックルを採用。
ここら辺はコストカットに役にたっている感じですね。
足首部は、ラチェットバックル、バックル、ベルトの順にランクが低くなります。
1部のブーツではベルトをあえて選択している機種もあります。

 

足の甲

普通に靴紐ですね。

 

インナー

インナーは取り外し可能。
履いた感じは良いと思う。
特にくせがあるわけではなく良い。

 

インソール

インソールはこんな感じ。
ペラペラのまっ平ではないけど、良いわけでもない。

 

フレーム

アルミ製の1体形。
フレーム長は265mmでちょっと長め。
さすがに長いだけあって滑っている時の安定性は良い。

 

安いアルミフレームの多くはアルミの板を曲げたり、他の部品と組み合わせて作成しますが、このフレームは成形したアルミフレームをNC加工で削りだしたもの。
剛性が高く、力が無駄にならないのが特徴ですね。
簡単に言えばこのクラスのフレームになってくると少ない力で進むことができるので、楽で早く滑ることも可能です。

 

フレームの後部に4輪84mmと3輪100mmが入るよと書いてある

 

この黒いのを外すと真ん中にもウィールを装着できるようになる。
黒いのはプラ製で軽い。

 

100mm3輪仕様になります。
アルミフレームを別に買わなくて良いのは嬉しい設計。
最近は3輪流行ってますからね。
とりあえず3輪にもできますよってのは貴重だと思う。
ただし、穴の精度はあまりよくない。
穴が少し大きいな。
気になるレベルではないけど。

 

同じブーツなのに、ウィールを2タイプ遊べるのは楽しいですね。

 

ヒールブレーキ

ヒールブレーキは外せます。

 

ヒールブレーキを外し、かかとのウィール(4番ウィール)のシャフトと付属のショートシャフトと交換すればOK。

 

ブレーキはブレーキトリックで止まればいいし、邪魔なものが無くなり軽量化にもなります。
外すことにより、足を交差する動きなどで足同士が引っ掛かり難くなり、できることが格段に増えます。

 

ベアリング

シャフトは6mm。
ベアリングはABEC7
ベアリングスペーサはアルミ

 

ウィール

84mm85A

 

重量

84mm付属ウィール、ベアリング、ベアリングスペーサ付き。
1個114gなので4輪で456gですね

 

参考までに100mmウィール、ベアリング、ベアリングスペーサ付き。
1個155gなので3輪で465gですね。
ほぼ変わらない結果に。

 

フレーム取り付けねじ込みのブーツ本体 772g

 

4輪状態でのシャフト込みのフレーム 224g

 

総評

定価3万円のブーツなので高級ブーツにはかなわないけど、公園などを滑るのにこれは十分なブーツにも感じました。
比較的長めのフレームから得られる安定感は真っすぐ滑るのにいいですね。
いきなり3輪って初心者には正直オススメできませんが、この機種なら最初は4輪で滑り、上手くなったら100mm3輪に付け替えるなどもできてなかなか楽しいブーツだと思いました。

どうやっても価格が安い方なので性能は最高ではない。
シャフトは片はめの8mmがいいし、バックルはラチェットがやっぱりいい。
それでもこの価格は、かなりバランスが良いなと思いました。
このフレームを別売りにしたらいくらになるんだろ?

3万円でこんなおもしろいブーツが買える時代になったんですねぇ。
こうなってくるともっと安いHOUDINIがどうなのかが非常に気になります。
じつはそっちでも結構滑れるんじゃないかなぁ?
気になり出すと止まりませんね。

 


写真集

 


 

 

POWERSLIDE NEXT100 AQUA PINK

POWERSLIDE NEXT100 AQUA PINK

レポート作成日時:2018年8月27日

 

SPEC

2018年モデル
定価:34,650円(税込)
インナー:MYFIT Recall dual fit
フレーム:Elite casted Aluminum 231mm
ウィール:Powerslide Spinner110mm88A
ベアリング:Wicked ABEC9
備考
・Trinityフレーム

 

特徴

POWERSLIDE社の2018年モデルのインラインスケート。
Trinityフレーム仕様のインラインスケートでサイズの幅が通常とは違い、2サイズ構成です。

 

サイズ

EU36-37 US3-4 UK2-3 23.1-23.8cm
EU38-39 US5-6 UK4-5 24.4-25.1cm
EU40-41 US7-7.5 UK6-6.5 25.8-26.4cm
EU42-43 US8-9 UK7-8 27.1-27.8cm

dual fitシリーズとして2サイズ共有のサイズ構成となります。

※私のサイズは普通の靴は24.5cmですが今回はEU38-39 US5-6 UK4-5 24.4-25.1cmにしました。

 

 

付属品

六角レンチ、説明書

 

外観

 

アウター

側面の空気穴(インテーク)は表側と裏側、カカト部分にもある。
蒸れ防止に期待できそう。

 

カフ

カフはカフボルトを上下逆さに変えるだけでカント調整ができそうな形状。

 

サイドバンパー

 

ブーツ裏側

フレームの取り付けはPOWERSLIDE社のTRINITYという独自規格です。

 

留め具

スネ部、足首部

スネ部はバックル、足首部はラチェットバックル、足の甲はシューレース。
シューレースホールは足のスネまでアウターとインナーであります。

 

足の甲

シューレースは無地ではなく模様入り

 

インナー

インナーを外せます。
ちなみにアウターシェルの素材はGlass-fiber reinforced plasticとカタログには記載あり。
ガラス繊維強化プラスチックのことらしい。
NEXT100の場合はカフも同じ材質となっている。
同じNEXTシリーズでもカフだけ特殊ナイロン素材のものもあるようだ。
KAZEのカフも特殊ナイロンとの記載あり。
素材的にはNEXT100の方が硬そうな記載である。

熱成形可能
FATBOYの名前通り分厚くふっかふか

 

インソール

どのブーツも変わりなくオマケ程度の代物です。

 

インソールの下にはプレート

 

プレートにも穴が開いているので蒸れ防止に期待。
穴の部分には本体にも穴が開いています。
TRINITYフレームは爪先側は左右2点留めなので中央部分に空気穴があけられるのも利点の一つですね。

 

プレートには衝撃吸収素材が貼りつけてあります。
ただ置いてあるだけのモデルもあるがこちらはプレートに張り付け

 

プレートを外した本体を上から見て見た。
本体底に穴があるのでウィールが見える。

 

足首を曲げるとこんな感じにカフが曲がる。
本体のカフ内側がカットしてありその隙間が埋まることでカフの可動域を広くしている。

 

フレーム

フレームはTRINITY ELITE CASTED フレーム長231mm
最大で100mmウィールが3輪装着可能。
ヒールブレーキは別売り。

 

ベアリング

 

 

ウィール

110mm

 

重量

 

 

総評

 

 

 

 


 

POWERSLIDE KAZE SC110

POWERSLIDE KAZE SC110

 

SPEC

2018年モデル
定価:円
インナー:インナー一体型
フレーム:Elite AL casted 243mm
ウィール:Powerslide Spinner110mm88A
ベアリング:Wicked ABEC9
備考
・Trinityフレーム

 

特徴

POWERSLIDE社の2018年モデルのインラインスケート。

Powerslide社独自規格のTrinityフレーム採用の高性能ソフトブーツ。
モデル名のSCはスーパークルーザーの略で110mmウィールを装着しているモデル。

110mmウィール装着モデルではあるが、Trinityフレームの恩恵で高さが抑えられ思ったよりも安定感が高く滑り易い。
また、110mm装着可能フレームの割には243mmと非常に短く取り回しにも優れる。

ラチェットバックルの位置を通常よりもずらしてあるので足首の自由度が高い。

 

サイズ

25cmを使用しました

 

外観

フロントフェイスはまるで普通のシューズのようです。
かっこいいし、クールで良いですね。

 

アウター

カタログを見る限りでは「グラスファイバー」という表記があるので「ガラス繊維強化プラスチック」製ということになるのだろう。
よくある「コンポジット」(合成材質)よりも上の素材と思われます。

 

サイドバンパー

サイドバンパーはこんな感じ。

交換はできないが、あるだけでも違う。

 

ブーツ裏側

フレームの取り付けはPOWERSLIDE社のTRINITYという独自規格です。
TAUと違い真ん中の穴は蒸れ防止にはあまり役に立ってないみたい。(貫通してないみたい)
フレームマウント(取り付け部分)がアルミじゃないのはちょっと残念。

 

留め具

スネ部

すね部分のバックルはメッキ仕様。
キラッ!とワンポイント!

 

足首部

ラチェットバックル。

最近の上位モデルはほとんどがラチェットバックルで、調整しやすいのが良い。

取付位置が変わっています。

通常品よりも足首のラチェットバックル位置が少し前にあります。

通常はここらへんです。

ラチェットバックルの位置を変えることで足首部分の左右の自由度が上がります。
その分自由に動かすことが出きますが、足の左右方向の支持力は下がりますので、スラロームなどでの使用では好みが分かれます。

 

足の甲

普通の靴紐の様ですが穴の位置が変わってます。

この位置に穴があるのは珍しいです。

 

 

インナー

このブーツはインナー一体型なので外せません。
一体化しているのでインナーとアウター(外側)がずれたりしません。力の逃げなどが無いので力の伝達に優れています。

 

インソール

インソール(中敷き)の裏と表。
よくある1枚モノです。
このままでもいいけど、替えるとさらに良くなります。

 

フレーム

Elite AL casted 243mm

エリートグレードのアルミニウム製、鋳造方式の243mmということになりますね。

Powerslide社独自規格のTrinityフレームです。

TrinityフレームについてはPOWERSLIDE TAU Carbonを参照してください。
特徴としては、低重心で力の伝達に優れたフレームのシステムです。

モデル名の”SC”はスーパークルーザーの略で110mm3輪仕様となります。

 

ヒールブレーキは別売りで取り付け可能なネジ穴が開いています。

滑走感は快適で直進安定性に優れます。
スピードもよくのり、高速滑走時の安定感は高いです。

その反面Trynityフレームの恩恵があっても高さが高いため、歩行など超低速時の安定性は低くなります。

 

ベアリング

Wicked ABEC9

標準装備のベアリングですが、上位のものが使われていて良く回ります。

 

ウィール

Powerslide Spinner110mm88A

過不足なく良い滑りです。
もっと良いウィールもありますがブーツとの性能バランスが良いです。

 

重量

気になったので重量を測りました

ブーツ単体:778g

 

フレーム&シャフト:254g

 

総評

滑ってみると通常では固定している部分が、フリーになっているのでとても可動域が広く、さらにPOWERSLIDEの特徴だと思われるクッションの厚さもあって、とても優しい感じのブーツに感じます。

TAUがガチガチのハードブーツならばKAZEはソフトブーツと呼べるでしょう。
まさしく風のように自由なブーツという表現が当てはまると思います。
これは気持ちいい。

そういえば、TAUに比べると履いた時のカカトの位置が少し高い(5mmぐらい?)と感じました。

 

※TAUとは、POWERSLIDE TAU Carbonのこと

 


POWERSLIDE TAU Carbon

POWERSLIDE TAU Carbon

SPEC

2017年モデル
定価:円
サイズ:EU39 US6 UK5 25.0cm
インナー:一体化
フレーム:TRINITY 219mm pre rockered
ウィール:Powerslide Spinner 80mm85A
ベアリング:Wicked Twincam freespin ILQ 9 classic
備考
・インナー一体化
・カーボンブーツ
・TRINITYフレーム

 

特徴

TAU Carbonはスラローム仕様の最上位モデルでPOWERSLIDE社独自規格のTRINITYフレームを採用したインナー一体型のカーボンブーツ。

ひで爺的には2020年現在も含めて最高のブーツです!
ただしくるぶしの当たりが激しく、インナーがへたってしまった今ではくるぶしが痛く履けないのが残念です。
地面を縫うような滑りは圧倒的!この靴ならできないことでもなんでもできる!と勝手に思ってしまうほどです。
ただ滑る、それだけでも楽しくて仕方ないブーツでした。

 

サイズ

EU38 US5 UK4 24.3cm
EU39 US6 UK5 25.0cm
EU40 US7 UK6 25.7cm
EU41 US7.5 UK6.5 26.4cm
EU42 US8 UK7 27.1cm
EU43 US9 UK8 27.8cm
EU44 US10 UK9 28.5cm
EU45 US11 UK10 29.1cm
EU46 US12 UK11 29.8cm

※私のサイズは普通の靴は24.5cmですが今回はEU39 US6 UK5 25.0cmにしました。

 

外観

 

サイドバンパー

ここはよく擦るので別パーツなのも嬉しい

 

留め具

スネ部:バックル

よくあるバックルですが、取付位置が独特です

 

TAUの場合

脛部バックルの本体位置が前の方にあります
バックル受けは逆に工法にあります

 

FILA NRK NOSの場合

FILA NRK NOSでは特に違和感を感じなかったのでTAU Carbonが変わっているのだと思います。
何か理由があるのでしょうが、その理由は不明です。

 

足首部:ラチェットバックル

このグレードなら結構当たり前になりつつあるバックルの上位部品であるラチェットバックルです。

ラチェットバックルを受ける部分にはベルト通し(写真中央の縦の黒い帯)があり、ずれを防止してくれます。
これが無いとよくずれるんですよね。

 

足の甲:シューレース(靴紐)

靴ひもの材質は硬い材質で緩み難いです。
靴紐の穴は脛部分まで空いていて購入時点では靴紐が脛の方まで締まってました。
個人的な趣味で足首までしか締めないので上部は外し使用しました。
後日靴紐は短いものに交換しました。

アウターシェルとインナーが一体化しているので、隙間がなく、足によりフィットする印象です。

 

インナー

カフを取り外した状態。

インナー一体型なのでインナーは外せません。

インナーのクッションは分厚くて、ふっかふかで気持ちいいです。

 

カフ

かなりスリムです。

しかし保持力はしっかりしていて、使用に不満はまったくありませんでした

 

インソール

これでそのまま滑っても問題無し。

 

インナーを外すと土踏まず当たりに穴が空いていました。換気用の穴ですね。

実際に滑走時は蒸れが少なく感じました。

 

ブーツの底部

フレームを外したブーツの底はこんな感じ。
靴内が蒸れないようにする為のメッシュ状の穴は中央部分とつま先部分にあります。

フレーム接続部分は金属パーツ。
このグレードでは当然になりつつありますね。

TRINITYフレームでは足の親指付け根部分と小指付け根部分当たりにフレーム接続部分がきています。
斜めに傾けた時の力の伝達が良くなる工夫で抜群の効果を発揮しているように思えます。
フレームのシステムについては次のフレームの項で書きます。

 

フレーム:TRINITY 219mm pre rockered

<外側>

<内側>

POWERSLIDE社独自のTRINITYフレーム規格のフレームです。

 

 

材質

フレーム材質は7005アルミニウム。
同社のKAZEに装着されているフレームは6061アルミニウムなのでこっちの方がグレードが上で滑走感も違うようです。
KAZE使いの中にはわざわざフレームを7005アルミフレームに変える人もいます。

 

アクスルシャフト

アクスルシャフトはウィールをフレームに固定するシャフトのこと。
片側から留めるタイプで7075アルミニウム製のT25トルクスヘッド。
トルクスヘッドは星型の工具が必要です。
通常のインラインスケートとは違い六角穴ではないので注意が必要。
六角穴よりも星型穴はなめにくいのが利点です。
また、片側から留めるだけなので工具が一本しか要らないし部品点数も減り、メンテナンス性にも優れます。

 

サイズ別フレーム長と対応ウィール

カタログ抜粋データ
EU38(24.3cm),EU39(25.0cm) 219mm 4x72mm
EU40(25.7cm),EU41(26.4cm) 231mm 76-72-72-76
EU42(27.1cm)以上は 243mm 80-76-76-80

ブーツサイズでフレーム長が違い、初期装着ウィールも違う仕様。
データの見方は、まずブーツサイズ、フレーム長、初期取付ウィールサイズ(76-72-72-76ならば真ん中の二つが72mmでそれ以外は76mm)

このブーツはEU39(25.0cm)なのでフレームは219mmで初期装着ウィールは72mm。
フレーム刻印を見ると最大取り付け可能ウィールは72mmまでとなっています。

フレームの真ん中の2つのウィール取付穴が2mmほど下がっているので同じサイズのウィールを装着するとロッカリング状態になります。
※231mm、243mmフレームでは初期装着ウィールのサイズが真ん中2つが違うのでセッティングとしてはフラットになっているようです。ロッカリングで滑りたい人は要注意です。

 

フレームを上から見てみる。
フレーム取付穴はこんな感じに長丸。
フレーム装着位置を前後に調整できる。
フレームのブリッジ(内側と外側を繋げる部分)にまで軽量目的で穴が空いているのがわかります。

ブーツを前から見てみた

 

フレームを装着するとこんな感じに。
左右にフレーム取付位置を配したことで真ん中が空き、その分フレーム高さを低くすることができ、車高が低くなる。
車高が低ければそれだけ安定性が高くなります。

 

横からみるとウィールがフレームから出っ張っています。
2番ウィールは元々フレーム取付位置と重なるのですが、そこが左右に分かれるので車高が極限まで低くできます。

80mmのウィールなのに感覚としては74mmぐらいの安定性を感じます。
滑りはもちろん80mmの走りなので、抜群の滑走感を感じるのかも知れません。

ただし、同じシステムを採用しているKAZEやNEXTではそこまでは感じませんのでシステムの良さプラスTAUの性能の高さゆえなのかもしれません。

 

フレーム取付ネジが3本で爪先側はフレームの外にあるのでフレーム交換が楽になりました。
EU39(25.0cm)だとカカトのウィールを外すだけでフレーム交換が可能でした。

フレームが外側と内側で違います。
内側からシャフト(アクスルシャフト=ウィール固定ネジ)を差すことでシャフト部分の六角穴を保護できます。
地面との接触が減るので緩み防止にもなるんじゃないかな?

 

ベアリング

Wicked Twincam freespin ILQ 9 classic

 

ウィール

Powerslide Spinner 80mm85A

 

重量

非常に軽く感じたので重量を測定し比較してみました。
※インソールは全て抜いてあります。

POWERSLIDE TAU Carbon 25.0cm

POWERSLIDE TAU Carbonのブーツ本体 674g

 

POWERSLIDE TAU Carbonのフレーム 178g

 

POWERSLIDE TAU Carbonのフレーム取り付けねじ 14g

 

POWERSLIDE TAU Carbonの本体とフレーム類 866g

 

POWERSLIDE IMPERIAL PRO 25.0cm

POWERSLIDE IMPERIAL PROのブーツ本体 782g

 

POWERSLIDE IMPERIAL PROのフレーム 196g

 

POWERSLIDE IMPERIAL PROのフレーム取り付けねじ 12g

POWERSLIDE IMPERIAL PROの本体とフレーム類 990g

 

FILA NRK NOS 24.5cm

FILA NRK NOSのブーツ本体 854g

 

FILA NRK NOSのフレーム 224g

 

FILA NRK NOSのフレーム取り付けねじ 18g

FILA NRK NOSの本体とフレーム類 1,096g

 

重量をまとめ

  1. POWERSLIDE TAU Carbonの本体とフレーム類 866g
  2. POWERSLIDE IMPERIAL PROの本体とフレーム類 990g
  3. FILA NRK NOSの本体とフレーム類 1,096g

 

感覚的な軽さ順

  1. POWERSLIDE TAU Carbonの本体とフレーム類 866g
  2. FILA NRK NOSの本体とフレーム類 1,096g
  3. POWERSLIDE IMPERIAL PROの本体とフレーム類 990g

 

重量結論

重量も大事だけど、足にぴったりフィットしているかの方が感覚的には軽く感じる

 


 


 

POWERSLIDE IMPERIAL PRO

POWERSLIDE IMPERIAL PRO

レポート作成日時:2017年4月17日

SPEC

2016年モデル
定価:円
インナー:MY FIT Fat Boy
フレーム:アルミ
ウィール:マターウィールjuice 80mm
ベアリング:
備考

 

2017年からPOWERSLIDE社の日本代理店が変わりました。
その関係で今後はPOWERSLIDE社のインラインスケートが日本国内で入手しやすくなると思います。
IMPERIAL PROはIMPERIALシリーズの上位モデルで素直な取り回しでふかふかのインナーも相まって気持ちよく滑ることができます。

 

留め具

スネ部:通常バックル

足首部:ラチェットバックル

足の甲:シューレース(靴紐)

充実装備ですね

 

フレーム

アルミ製。ツートンカラーで凝ってます。

剛性も高く滑り易いです。

 

フレーム取り付け部にはアルミパーツを採用。

これだけでかなり操作性が向上する

 

フレーム取り付け部のメモリ。
小さなことだけど心意気を買いたい。
本体にもメモリというかマーキングがあればもっと良いのですが、、、

 

シャフトはヘキサレンチ仕様(星形レンチが必要)

 

ウィール

マターウィールjuice 80mm。

 

インナー

このインナーは良いですね!
熱成型可能で分厚いです。
ふっかふかです。
足入れ感抜群です。

 

インソール(中敷き)

ここらへんはいつもどうですが、あまり良いものが入っていたことが無いです。

可能であれば真っ先に変えたい部品

 

アウターシェル

アウターシェル(外骨格)の底面に穴が空いてました。

通気性が向上し、インナー内の蒸れ解消にも期待できます。

 

 

 


FILA NRK Carbon

FILA NRK Carbon

SPEC

2017年発売~2019年まで継続販売
定価:円
インナー:インナー一体型
フレーム:アルミ231mm、239mm、243mm
ウィール:72mm、76mm、80mm/84A
ベアリング:ABEC7
備考

 

NRKシリーズの最上位モデル

FILA NRK NOSの後継モデルで基本的にはカラーリング変更のようです。
FILA NRK NOSの段階ですでに完成したような性能でしたので変更も無いのでしょう。

本体アウターシェルはカーボンを使用し剛性が非常に高く、ラチェットバックル、スネ部のベルトなど隙の無い装備。
くわえて価格がカーボンモデルの割にはそこまで高くないのも特筆に値するでしょう。

見た目もスッキリしていて履き心地も良い。

素直な乗り味で履きやすく滑り易い。
インナー一体型の特性で足の動きに対する追従性が非常に高く、低重心フレームの使用感も非常に良いです。

231mmフレームは76mmまでのウィールが装着できるとなっていますが、実際には中央部分の2個のウィールは80mmでも入ります。
このことを利用して、76mmと80mmのウィールロッカリング設定がオススメです。

FILA NRK NOS

 

ブーツ内側

 

付属品

六角レンチとステッカー、説明書

 

フレーム

アルミ製239mm低重心フレーム

 

ウィール

76mm84A

 

ベアリング

ABEC9

 

留め具

スネ部

バックル

 

足首部

ラチェットバックル

 

足の甲

シューレース(靴紐)、爪先部ベルト付き

 

インナー

インナー一体型の為、外すことはできません。

 

インソール

 

まぁ、普通。もっと良いものに交換したい部品です。

 

私は、シダス ウインタープラススリムに交換しちゃいました。

 

他モデルとの写真比較

 


FILA NRK PRO GREEN

 

記事作成日:2016年5月30日

 

SPEC

2016年発売~2020年まで継続販売
定価:円
インナー:EXTREME FIT
フレーム:アルミ インジェクト
ウィール:HYPER CONCRETE 80mm84A
ベアリング:ABEC7
備考
・付属品はレンチのみ(ヒールブレーキはありません)

 

NRKシリーズの2016年モデル

NRKシリーズの2016年モデル上位機種は、ハードブーツ系とカーボン系の2種類があり、カーボン系インナー一体型はFILA NRK NOS、ハードブーツ系インナー取り外し式はPROとなりました。

PROのグレードを少し落としたブーツでNRK FUNがあります。
PROにはGREENとBRACKがあります。

 

留め具

スネ

従来通りのバックル。
安定の性能です。

 

足首


足首部分にはラチェットバックルを装備。
普通のバックルに比べて調整がし易いのが良い

 

足の甲


シューレースはFILAのロゴ入り平紐です。
インナー上部まで締められるので紐の長さは長めです。
ひで爺はインナーには通していません。
ここらへんは好みですね。

 

フレーム

フレームは新造です。
FILA独自の低重心フレームの新型で、フレーム長243mmで80mmまで装着可能です。
ALU INJECTEDと書いてあるので鋳造系の工法で製作されたものでしょう。
鋳造系の良いところは強度が必要な部分だけ太く強く出来ることですね。

 

インナー

インナーはEXTREME FITとなっています。

 

インナーは取り外しができます。
カカト下にクッション素材が張り付けてあります。
ひで爺的にはこの白い部品は邪魔なので取っちゃいました。
カカトが高い、前のめりな感じがするって思った人は取っちゃっても良いでしょう。

 

前から見た状態。
これはなかなか良いぞ!

 

インソール

 

 



それっぽくなっているけどインラインスケートに始めっから入っているインソールはかなりしょぼい。
そのままの状態だと横幅が狭く感じたりするけど、ちゃんとしたインソールを入れると劇的に履き心地が変わります。
もちろん操作性も別次元ですね。
インソールだけは初めから変えたい。
1,000円のものでも良いので交換を。
カカトの裏に硬いパーツがくっついているものが良い。

 

ウィール

ウィールはCONCRETE+Gが標準装備!

素晴らしい!

ウィールサイズは80mmまで入ります。

 

その他

サイドバンパー

よく地面などにする部分なのでこれが別パーツなのは嬉しい

 

フレーム取付部アルミマウント


フレームのマウント部分にはアルミプレートが埋め込まれています。
これがやっぱりかなりの効果あるんです。

 

ショックアブソーバー


カカトには衝撃吸収素材。
両端の黒いのは、カフボタンの部品からインナーを守る為の素材。
無いとその部分のインナーがボロボロになる。

 

滑走感想

インナーの心地良さはやはりインナーレスには無い快適さですね。

・足首は前に良く曲がる。
ちょうど良いぐらいの硬さで曲がるのが良い。
曲げようと思ったら曲げられるよ、って感じ。

・低重心
FILAの特許技術らしい低重心フレームがやはり良い。
同じウィールでも3mmぐらい低いので安定感や操作性が良い。
そのくせスピードは出せる。

・フレームが変わっている
カタログを見ると軽量鋳造アルミフレームとなっている。
鋳造とは型に金属を流し込み形にする工法。
最近主流のアルミフレームの工法はアルミサッシのように押し出し成型したものを加工している。
利点は前から見た時に同じ形にしなくても良いこと。
必要な部分だけ厚くすることができる。

・まとめ
操作性、安定性、共に良い。
価格が高くって良いならカーボンブーツの方が良いが、価格と快適性を重視すれば、このブーツもかなーり良いのでオススメです。

 

 


FILA NRK NOS

FILA NRK NOS

記事作成日時:2015年4月9日

 

SPEC

2015年発売~2016年継続
定価:円
インナー:インナー一体型
フレーム:アルミ製231mm(23cm)、239mm(23.5~26.5cm)、243mm(27cm~)
ウィール:72mm(23cm)、76mm(23.5~26.5cm)、80mm(27cm~)
ベアリング:ABEC7
備考
・ヒールブレーキ付属

 

2015年のフラッグシップモデル

FILA社の2015年モデルのインラインスケート。

フリースケート・スラローム向きの最上位機種でヒールブレーキも付属しオールラウンドに滑走することが出来る高性能モデル。
FILA社独自の、低重心フレームを採用し、同じサイズのウィールを装着しても安定感が増している。
ブーツ本体にカーボン素材を使用し、剛性が高いのに軽量でもある。
カフもよく動き、インナーとアウターを一体化したインナーレス仕様なのでブーツの追従性はかなり高い。

基本的には2014年モデルのFILA NRK SDのマイナーチェンジ機種です。

 

付属品


・ヒールブレーキと取り付けシャフト

・ヒールブレーキ対応シャフト

・ステッカー

・六角工具

 

ブーツ本体

カーボン素材

カーボンを使っているアウターがしっかりと足をサポート。
カーボン素材は軽いのにしっかりと硬いのですが、高価なのが難点。
そんな高価な素材をしっかりと使った高級品です。

 

インナーレス

インナーが無いのではなくインナーとアウターが分かれていないモデルのことをさします。
インナーがあるモデルと比べると、インナーが無い分、足の動きをダイレクトにフレームに伝えます。

 

ラチェットバックル

普通のバックルよりも微調整が効くうえに、締めやすいタイプのバックルです。
最近では上位モデルはみんなコレになりつつあります。

 

基本構造はFILA NRK SDと同じ

細部で変更はありますが、基本はFILA NRK SDと同じです。
このページの最後の方にFILA NRK SDと比較しています。

⇒ FILA NRK SD

どちらが良いか?と言えば、もちろんFILA NRK NOSの方が良いです。

 

専用低重心フレーム

アルミ製でフレーム長は239mm。
靴のサイズによりフレーム長が違い、装着可能なウィールサイズも違います。

23cm:フレーム長231mm、ウィール72mm
23.5~26.5cm:フレーム長239mm、ウィール76mm
27cm以上:フレーム長243mm、ウィール80mm

フレームは今まで通り、FILAの特許である低重心化フレームです。
低重心化によるメリットは、安定性、操作性の向上です。

 

 

インソール


 


足型がちょっと細めな感じなので、違和感ある人はインソールを変えることで履いた感覚が全然変わるので変えるとよくなることも。

 

重量

FILA NRK NOSのブーツ本体 854g

 

FILA NRK NOSのフレーム 224g

 

FILA NRK NOSのフレーム取り付けねじ 18g

FILA NRK NOSの本体とフレーム類 1,096g

 

2014年モデルはSD、2015年モデルはNOS

最近のインラインスケート事情だとモデルチェンジの次の年は継続販売かカラーバリエーションの追加ぐらいですが、名称が変更になっているが、マイナーチェンジに近い変更と感じる。

⇒ FILA NRK SD

海外サイトを調べてみると材質変更とフレーム取り付け部分が変更となっている。

 

SD(2014)とNOS(2015)を比べてみる


NRK NOS(左)、NRK SD(右)

 

カフをばらして検証してみる


NRK NOS(奥):2015年モデル
NRK SD(手前):2014年モデル

 


カフ自体は同じもの。

 


カフボルト&カフボタン
NRK SD(左)、NRK NOS(右)

NRK SD(左)のカフボタンはアルミ製で真ん中のへこみは丸型、カフボルトは鉄製。
NRK NOS(右)のカフボタンは鉄製で真ん中のへこみは真っ直ぐな部分がある形状、カフボルトはアルミ製。

 

変更の理由を推測

カフボタンの外れ防止としての変更

NRK SDではカフボタンが外れてしまうことがあった。
カフボタンが丸で回転してしまうので緩みやすかったのでしょう。
NRK NOSでは取り付け部が丸じゃなくなったので緩み難くなった。

製造工程上の理由

丸は製造が簡単だが、特殊形状は製造が難しい。
その為にアルミではなく鉄を鋳造して作成する方法に変更したのだと思います。


NRK SDは丸かった

 

NRK NOS(奥):バックル受け部分がグレー部品
NRK SD(手前):バックル受け部分が黒い部品

 

足内側:NRK SD(左)、NRK NOS(右)

 

足外側:NRK SD(左)、NRK NOS(右)

 

黒い線の模様のでっぱりが大きくなった

 


2014年モデルNRK SD

 

2015年モデルNRK NOS

模様のでっぱりが大きくなった。
理由と意味は不明。
もしかしたら中にヒモみたいなものがあって、意味があるのかも知れませんが、、、やはり不明です。

 

同じようで違うカーボン形状


フレームを取り外した裏側。
前3箇所、後ろ1箇所に取り付けネジ穴あり。

 


NRK NOS(左)、NRK SD(右)

 

NRK SD

 

NRK NOS

 

NRK SD

 

NRK NOS

 

NRK SD

 

NRK NOS

 

カーボンシェルの形が変更になっています。
フレーム設置面積が増えているので操作性の向上があるかと思います。
本体がプラ樹脂でもこの部分のみアルミにしているモデルもあるぐらい需要な箇所なので、このちょっとの違いでも性能向上はしているはず。
恩恵を感じられなくっても知らないうちに恩恵を受けている可能性が高い部分です。

 

フレームを比較

同じものだと思う。


2015年モデル(上)
2014年モデル(下)

 


並べたものを真横から。
2014年モデル(手前)
2015年モデル(奥)

 


手前と奥を逆にしてみた。
2015年モデル(手前)
2014年モデル(奥)

 

 


写真集

 


 

FILA NRK SD

FILA NRK SD レビュー

 

 

レポート作成日時:2014年5月31日

 

SPEC

2014年発売
定価:円
インナー:インナー一体型
フレーム:アルミ製231mm(23cm)、239mm(23.5~26.5cm)、243mm(27cm~)
ウィール:72mm(23cm)、76mm(23.5~26.5cm)、80mm(27cm~)
ベアリング:ABEC7
備考
・ヒールブレーキ付属

 

2014年のFILAの上位モデルNRK ROADがモデルチェンジしたのがNRK SDです。

インナーがアウターシェルと一体化したことが一番大きな変更。
アウター素材はカーボンを使用。

これにより遊ぶがなくなった為に、ブーツとの一体感が増し、楽しさが増した印象です。

 

付属品


ヒールブレーキ(左上)
ヒールブレーキ用パーツ(左下)
六角レンチ(中央)
説明書(右)

説明書にはローテーションの仕方やインラインスケートの説明が簡単ではありますが載っています。

 

ヒールブレーキ用パーツ

ヒールブレーキ取り付け用交換シャフト(左下)
ヒールブレーキ取り付け用シャフトにヒールブレーキを止めるネジ2本(左下二番目)
ヒールブレーキをフレームに固定するシャフトとネジ(左下3番目)
プラスドライバー付き六角レンチ(左下4番目)

 

ヒールブレーキの装着方法

FILA NRK ROADと同じです。

【ブーツ説明書】FILA NRK ROADのヒールブレーキの装着方法

 

アウターシェル


カーボン素材は軽量で剛性が高く、非常に良いレスポンス

 

スネ部バックル

外し方


この部分を

 


こんな感じにするとはずせます。

 

シューレース(靴紐)

シューレース(靴ヒモ)は上の方まで締めれます。

 

カフ部

足首は左右にしっかりと支えながら、必要な前後の可動は妨げません。

足首の前後可動域が広いのでとても自由なスケーティングが可能です。
ジャンプなどもとてもしやすく感じました。

 

カフでのカント調整機能はありません。

 

フレーム


アルミ製でフレーム長は239mm。
靴のサイズによりフレーム長が違い、装着可能なウィールサイズも違います。

フレームは今まで通り、FILAの特許である低重心化フレームです。
低重心化によるメリットは、安定性、操作性の向上です。

 

ブーツサイズとフレーム長、ウィールサイズ

23cm:フレーム長231mm、ウィール72mm
23.5~26.5cm:フレーム長239mm、ウィール76mm
27cm以上:フレーム長243mm、ウィール80mm

 


私のブーツは24.5cmなので最大ウィールが76mmまでと記載がありました。

 

ウィール、ベアリング

ウィールは76mm84A(24.5cmのブーツの場合)

ベアリングはABEC7。

ウィールは硬い乗り心地ですが、普通のウィールという感じです。
HYPER Concrete+Gなどと比べるとグリップ力が落ちます。

 

ストラップ

意外に重宝する輪っか。
運搬時に活躍します。

 

爪先部ベルト

より足にフィットすべく足先部分にもストラップが追加。

 

バンパーなど補強部分

サイドバンパーが無くなり、フロントバンパーに変更

 


別パーツではなく、補強してある程度。

 

インソール(中敷き)

なかなか凝ってそうですが足型が合わない人中には(私がそうですが)これを交換するだけで快適になります。
足底部分のつま先が丸くなっている感じで、幅広の人は交換するとビックリするぐらい変わるかも。(変わりました)
インソールはインラインスケートショップだけでなく、スポーツショップや靴屋さんにもあったりします。

 


以前のモデルと比較してみます

FILA NRK ROAD[2012]と比較写真。

同じ24.5cmですが、コンパクトになったのがわかります。

 

カフボルトの変更

カフを留めているカフボルトはカント調整無しのタイプに変更になっています。


ブーツの取り付けネジ受け部。
NRK SDは丸くなっています。
NRK ROADは六角形です。

 

同じ24.5cmサイズなのに、並べてみると大きさが違います。

 

インナー(内側)とアウター(外側)が一体化したせいか小柄に見えます。

 

ラチェットバックル(スネ部分)の受け具の取り付け位置が変わりました。

インナーとアウターシェルを一体化


ブーツ自体の遊びが少なくなり足の動きに対しての追従性がかなりアップしました。
特に足の甲部分には靴紐との間に若干の空間があったのですが、それが無くなったのは大きいです。

一体化のメリット(良いところ)

・軽い

・ぴったりフィットで操作しやすい

 

一体化のデメリット(悪いところ)

・インソール(中敷)を入れにくい

・洗濯不可

・インナーだけの交換はできない

 

フレームについて

NRK ROADに比べて長さが短く、装着位置が3~4mmほどずれている感じがします。
かかと部分が低くなった気がします。
全て感覚的な部分ですが、
・ヒール技が使いやすくなった。
・トゥ技が高くなったのでやや足首を曲げるようにすると調度良い
と感じました。

・全体的評価
インアー一体化の恩恵かフィット感がかなりアップしてます。
軽く感じるし小さく感じ、ブーツとの一体感が増したように感じます。
エメラルドグリーンのデザインがオシャレってよく言われました。

 


写真集